人事評価システム「CBASE」はこちら
コラム
カテゴリ

レコグニションとは?効果的なやり方と成功のポイントをわかりやすく

2022.10.11 離職防止

⇒【マンガでわかる】「360度評価」のメリットやデメリット、失敗しないための導入方法が詳しく学べる資料を1分でダウンロード

レコグニション制度は日本ではまだ導入事例が少ないものの、離職率を下げる、組織風土を改善する手法として注目を集めています。しかし、どのように運用すればよいか分からず困っている人事担当者の方もいるのではないでしょうか。
今回はレコグニション制度とは何か、メリットや具体的な導入方法について解説します。自社でレコグニション制度を導入する際の参考にしてください。

レコグニションとは

レコグニションとは「認識」「承認」を意味する言葉で、ビジネス用語として使われる際には、「従業員の取り組みに対して賞賛・承認する仕組み」を意味する言葉です。レコグニションは金銭面での対価は含まれません。
多くの企業で導入されている事例としては、永年勤続表彰や業績表彰などがあります。しかし、近年では別の観点でのレコグニションが注目を集めるようになりました。

レコグニションが注目される背景

レコグニションが注目されるようになったのは、モチベーションが多様化していること、優秀な人材確保の重要性が高まっていることです。
少し前であれば、給料や安定して働けることがモチベーションにつながると考えられていました。しかし、最近では金銭面でのモチベーションを重要視していない人が、増えてきつつあります。
優秀な人材を確保する重要性が高まっていることも重要なポイントです。少子高齢化や働き方の多様化によって優秀な社員を採用する難易度は高くなっています。新型コロナウイルスの拡大によって、コミュニケーションの機会が減ったことも要因として挙げられるでしょう。
そのため、既存社員の満足度を高め、離職率を下げる工夫や、新入社員にとって魅力的な制度を整える方法としてレコグニション制度は注目を集めるようになりました。

 

【CBASE 360° なら、担当者の負担になっていた360度評価運用の課題をすべて解決】
自社の課題に合わせたカスタムオーダーに対応することで、
高い回答回収率、自動グラフ化機能による課題解決への即効性が期待できます。
  • 目的に合わせたセミオーダーメイド設計
  • 専任スタッフのサポートでとにかくカンタン手間いらず!
  • 企業の持続的成長を目的とした改善サイクルを実現

⇒「CBASE 360°」の詳細を見る

レコグニション導入のメリット

レコグニション制度の導入には、以下のようなメリットがあります。
・従業員の帰属意識が高まる
・数字に表れにくい仕事を評価できる
・社員間の相互理解が進む
・会社の生産性が向上する

レコグニション制度は、会社への帰属意識を高めることが大きなメリットです。これまで昇進や昇級が社員のモチベーションに関わると考えられてきましたが、「ずっとここで働きたい」という気持ちにはつながりませんでした。レコグニション制度であれば、そのような点をカバーできます。
数字に現れにくい仕事を評価できる点もレコグニション制度のメリットです。レコグニション制度は事務や経理などいわゆるバックオフィスの業務や、ちょっとした気配りなどを評価対象にできます。
褒められた社員は、会社内で認知されやすくなり、職種や場所を超えて、相互理解が進む点もメリットです。レコグニション制度では、褒められた側だけではなく、与えた側が他者への関心をもつことを促しやすく、会社にポジティブな雰囲気を作ることにも貢献できます。
これらのメリットにより、社員のモチベーションが高まることで、会社全体の生産性に貢献する点がメリットです。

⇒初めての360度評価導入でも安心!専任担当のサポートでカンタン導入・運用~改善も手間いらず。

レコグニションのやり方

レコグニション制度は日本ではそれほど導入が進んでいないため、どう導入すればよいか分からない方も多いのではないでしょうか。ここではレコグニション制度のやり方について解説します。

レコグニションの内容を定める

レコグニション制度の内容として、目的や課題を明確にし、具体的な表彰の内容や褒めるための仕組みづくりを行いましょう
レコグニション制度はただ導入されるだけでは、社員に利用されず、十分な効果を発揮しないこともあります。そのため、なぜ取り組む必要があるのか、重要性を明確にし、社員に伝えることが大切です。
そのうえで、レコグニション制度の範囲(非正規社員を含めるかなど)や評価基準、表彰のやり方、表彰のタイミングなど具体的な内容を定めます。

社員への周知

レコグニション制度の内容が定まったら、社員への周知を行います。社員がレコグニション制度を使うためには、事前に説明会を行い、実践しやすい環境づくりが大切です。

効果測定

レコグニション制度導入の結果、会社にどのような効果があったのか、効果測定をすることも大切です。運用開始後から、実施体制に問題はないか、思うような成果があったか確認していきます。
効果測定の際には、定量化させ、客観的な評価が可能なように事前に体制を整えることが大切です。アンケートの回収率や利用数などを計測し、売上やモチベーションとの因果関係を調査しましょう。

⇒CBASE 360°で自社の人事課題を解決する

レコグニション導入時に利用できる制度

レコグニション制度の効果をより高めるために、別の制度と組み合わせることも効果的です。ここではレコグニション制度導入時に利用できる制度について解説します。

ピアボーナス制度・サンクスポイント

ピアボーナス制度とは、従業員同士で報酬を送り合う制度です。こちらは称賛の言葉や感謝と同時に少額の金銭報酬を送り合います。
サンクスポイントと呼ばれ、社員同士の感謝の形として、報酬を送る制度もあります
ツールやアプリを使えば導入でき、ピアボーナス制度をレコグニション制度と組み合わせて使うことも簡単です。社内SNSとの連携もでき、社員に負担をかけずに導入できます。

社内表彰

社内表彰制度は会社が決めた制度内容によって、社員を表彰する制度です。導入コストが低く、すぐに実施できる点がメリットです。

⇒万全のセキュリティ・専任担当者の徹底サポートで担当者の負担軽減!年間80万人以上が利用、顧客満足度91.1%の「CBASE 360°」

レコグニション制度を成功させるポイント

レコグニション制度を成功させるためには、ただ導入するだけではなく、適切なタイミングややり方で表彰することが大切です。具体的には以下の点を心がけましょう。
・表彰者に対しての対応は迅速に
・誉め方は具体的に
・制度を設けて終わりにしない
・社内の心理的安全性を高める
次で詳しく解説します。

表彰者に対しての対応は迅速に

レコグニション制度では、表彰の対象者への対応を、早い段階で行うことが大切です。時間が経った段階で表彰すると、表彰対象者が何に対して表彰されたのか、覚えていない場合があります。
そうなれば、レコグニション制度で得られるはずのメリットが、十分に得られません。

誉め方は具体的に

レコグニション制度で表彰するときには、具体的な内容を褒めることが大切です。形式だけの褒め言葉ではなく、具体的な数字や行動を言葉にして評価するようにしましょう。
具体的な褒め言葉を受けることで、社員が何を評価されたのか分かりやすくなり、仕事のモチベーションにもつながります。褒めるときには嘘や打算などを含まず、誠実に褒めることを心がけましょう。

制度を設けて終わりにしない

レコグニション制度は、社員が実際に運用してはじめて効果を発揮します。そのためには社員への周知徹底を心がけ、上司や先輩社員から率先して使う姿勢が大切です。

社内の心理的安全性を高める

レコグニション制度の効果を高めるためには、社内のコミュニケーションが活性化され、心理的安全性が確保されている必要があります。社内でパワハラなどの問題がある場合、自由に表彰を送れず、形骸化されるリスクが高まります
そのような組織の課題がある老婆には、まずそちらから解消するよう心がけましょう。しかし、自社で組織の課題を解決すること、問題分析することは簡単ではありません。そのため、外部の診断ツールを導入することもおすすめです。

まとめ

レコグニション制度は日本では導入が進んでいませんが、今後離職率を下げ、優秀な社員を確保する方法の一つとして注目を集めはじめています。会社内のコミュニケーションや、組織風土の改善効果も期待できるでしょう。
ただし、制度を導入して終わりではなく、適切な制度設計を行い、制度が形骸化しないよう働きかけることが大切です。この記事を参考に失敗しないレコグニション制度の導入を目指してみてください。


  • クラウド型360度評価支援システムなら
    「CBASE 360°」

    360度評価支援システム「CBASE 360°」

  • クラウド型360度評価支援システムなら
    「CBASE 360°」

    ■わかりやすいレポートで自己分析!
    本人評価と他者評価のギャップから、対象者の強みと課題を明確にします。
    ■フィードバック業務の負担も大幅削減!
    自動リマインドで徹底管理!改善計画の確認や振り返りの失念を防止します。

360度評価支援システム「CBASE 360°」

HRコラム編集部

「CBASE 360°」は、株式会社シーベースが提供するHRクラウドシステムです。経営を導く戦略人事を目指す人事向けのお役立ち情報をコラムでご紹介します。

CBASEサービスに関するお役立ち資料・
お問い合わせはこちら
お問い合わせ
CBASEサービス導入をご検討、
ご質問のある方

お問い合わせする

お見積もり
実際にCBASEサービスを
利用してみたい方

お見積もりのご依頼

お電話でのお問い合わせ
03-5315-44779:00-18:00(土日祝を除く)