メンタルヘルス研修とは?厚生労働省による研修内容や成功のポイントをわかりやすく!
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メンタルヘルス研修の導入を検討しているものの、どう導入すべきかわからず、お困りではないでしょうか。
メンタルヘルスについて、予防することで、社員の生産性や離職率にもよい影響を与えます。ただし、適切な取り組みをしなければ思うような成果にはつながりません。
本記事ではメンタルヘルス研修の導入内容や、導入して成果を出すポイントについて解説します。
目次
メンタルヘルス研修の重要性
メンタルヘルス研修は、年々導入の重要性が高まっています。ここでは、どのような重要性があるか、解説します。
精神疾患の予防
メンタルヘルス研修では、精神疾患の予防に効果的です。社員が心の病を原因に休職・離職する事例は少なくなく、マネジメント層が心の不調を訴えるケースも増えてきつつあります。
メンタルヘルスについて、「気合いや精神論」でなんとかできると思っている人もおり、自分で自分を追い詰めてしまうことも少なくありません。
精神疾患について理解を深め、「自分は心の不調を感じているかもしれない」と気づいてもらうことで、早期発見・早期対処のきっかけになります。
パフォーマンスを維持する
メンタルヘルスの不調を防ぐことで、パフォーマンスを維持することも目的の1つです。メンタルヘルス研修によりメンタルの不調を早期発見・早期対処することで、生産性が落ちてしまうことを防ぎ、離職率低下にも貢献します。
近年では少子高齢化や働き手の不足により、離職率が高まると人手不足が問題になりかねません。そのため、離職率低下を防ぐことで、貴重な人材を失わずに済むこともあるでしょう。
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メンタルヘルス研修で伝える内容
メンタルヘルス研修をしたいと思った際には、厚生労働省が提供しているメンタルヘルス研修などで伝えている内容が参考になります。
参考:厚生労働省「職場のメンタルヘルス研修ツール」
ここでは、どのような内容を扱っているか、簡単に紹介します。
セルフケア
セルフケアとは、社員が個人レベルで取り組めるメンタルヘルスのケア方法です。具体的には、以下の要素が含まれています。
・新入社員に見られやすいメンタルヘルス不調の症状やその要因
・生活習慣と睡眠からはじめるセルフケア
・呼吸法(リラクセーション)
・テレワーク下におけるセルフケア
ラインケア
ラインケアとは、管理者が部下の不調に気づくための研修です。監督者がメンタルの不調や問題にいち早く気づくことで、問題が深刻化する前に対処しやすくなります。具体的な内容としては以下の通りです。
・管理監督者の役割
・いつもと違う部下に気づく方法
・部下の相談への対応方法
ハラスメント研修
ハラスメント研修とは、ハラスメントの予防や対処についての研修です。ハラスメントに関する資料を以下からダウンロードできます。
関連記事:厚生労働省
「社内でハラスメント発生! 人事担当の方」ハラスメント関係資料ダウンロード」
ただし、ハラスメント研修は研修だけでは不十分なことも多い点に注意が必要です。ハラスメントは問題が隠れていることも多く、研修を受ける管理職そのものが原因となっていることもあります。
そのため、本格的にハラスメントを改善するためには、企業として毅然とした態度で取り組むことが大切です。
ハラスメントについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
関連記事:「ハラスメントの根本原因とは?なくすための解決策をわかりやすく」
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メンタルヘルス研修を成功させるポイント
メンタルヘルス研修はただ実施するだけでは、それほど効果が期待できません。メンタルヘルス研修を成功させるには、会社として適切な手順で取り組むことが大切です。
具体的に取り組むポイントについて次で解説します。
メンタルヘルスに関する方針を整理
メンタルヘルスに関して会社として、どのような方針を取るのか明示しましょう。メンタルヘルス研修は方針や目的を整理して導入しなければ、研修をしただけで終わりになってしまいかねません。
問題の理解度や取り組み、メンタルヘルスについての知識の定着度について、目標を立てて起きましょう。
社員自身が自分ごととして考えてもらい、一人ひとりの意識改革が必要になります。そのためにも、メンタルヘルスについて企業としての方針を整理し、方針を伝えることが大切です。
また、定めた方針を経営者から発信してもらう方法も効果があります。経営者から発信することで、本気度が伝わりやすくなるためです。
自社外でリソースを確保する
メンタルヘルス研修を導入する際には、自社でもできなくはないものの、自社外のリソースを利用することが効果的です。
人事部のみでの取り組みにはリソースに限界があり、メンタルヘルスについての考え方を浸透させるには、継続した取り組みが欠かせません。
見直しと改善を行う
メンタルヘルス研修では、見直しと改善も大切です。メンタルヘルスについて考えを知ってもらうだけではなく、現場レベルでメンタル不調の予防や早期発見につなげられることが大切です。
見直しをするためには、具体的な数字目標を設定し、浸透度合いを測定することで、客観的に判断しやすくなります。
メンタルヘルス研修以外のものも考える
メンタルヘルス研修以外に、メンタルヘルスについての取り組みを考えることも大切です。
メンタルヘルスの問題には、ハラスメントや組織制度の問題など、別の問題が関連していることが多々あります。そのような問題について、メンタルヘルス研修だけで、メンタルヘルスの課題解決は難しいでしょう。
そのため、組織の課題は何か向き合い、メンタルヘルス上問題になりうる根本原因を見つけて改善することも大切な取り組みです。
まとめ
本記事ではメンタルヘルス研修について、導入されている内容や取り組みのポイントについて解説しました。
メンタルヘルスの不調について予防や早期発見できるようにすることで、社員の生産性や離職率の低下に効果を発揮します。ただし、メンタルヘルス研修だけでは解決できない問題もあり、メンタルヘルスの不調の根本原因となる組織の課題を改善することも大切です。
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