人材育成助成金を導入し、人材育成を推進しよう!
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「人材育成助成金ってどんな制度なのだろうか」
「人材育成助成金にはどんな種類があるの」
と気になっていませんか。
人材育成助成金は人材育成や社員のキャリアアップを会社が行った場合に会社がかかった経費の一部を補助してもらえる制度です。
この記事を読めば、人材育成助成金について理解することができ、人材育成助成金を活用するかどうかについて判断することができます。
人材育成助成金で悩んでいる方はぜひ、最後まで読んでいって下さいね。
目次
人材育成助成金とは?厚生労働省管轄の人材に関して補助金を受けられる助成金制度
人材育成助成金とは、厚生労働省管轄の人材に関して補助金を受けられる助成金制度のことを指します。
正式名称は人材開発助成金とキャリアアップ助成金です。
・人材開発支援助成金
・キャリアアップ助成金
それぞれについて解説します。
人材開発支援助成金
人材開発助成金は、職業能力を伸ばすためにかかる賃金や経費を国が負担する制度です。
例えば社員を研修などに参加させた場合、その一部が助成金として補助されます。
多彩なコースが用意されており、非常に活用しやすくなっています。
キャリアアップ助成金
キャリアアップ助成金は非正規労働者を正社員登用試験などで、正社員に雇用転換した場合などに受け取れる助成金制度です。
人材開発助成金とは異なり、賃金規定の改定などを行った場合にも助成金を受けることができます。
人材育成というよりはキャリアアップ助成金は賃金制度改変時に活用しやすい制度となっています。
高い回答回収率、自動グラフ化機能による課題解決への即効性が期待できます。
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キャリア形成助成金との違い
人材開発助成金とキャリアアップ助成金に名称が変更される前まではキャリア形成助成金という名称で助成金制度がありました。
名称が改変されただけではなく、以下の変化があります。
・コースの統廃合
・生産性要件の追加
それぞれについて解説します。
コースの統廃合
これまでの教育訓練のコースの統廃合がありました。
eラーニングを含む通信制の訓練(一般教育訓練給付指定講座のみ)に対して、一般訓練コース、特別育成訓練コース(一般職業訓練)が加えられています。
インターネットを活用した訓練受講が出来るようになっています。
生産性要件の追加
生産性要件が追加されました。
生産性要件とは、訓練の開始日が所属している会計年度の前年度の生産とその3年後の会計年度の生産性で6%以上の生産性が伸びている場合には助成金が多く支給されるというものです。生産性が伸びたことを証明できた場合、より多くの助成金が支給されるので挑戦する価値があります。
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人材開発助成金の種類は7つ。中小企業以外も利用可能な人材育成助成金がある
「人材開発助成金にはどんな種類があるの」と気になっていませんか。
具体的には、以下の7つコースがあります。
・特定訓練コース
・一般訓練コース
・教育訓練休暇付与コース
・特別育成訓練コース(旧キャリアアップ助成金人材育成コース)
・建設労働者認定訓練コース(旧建設労働者確保育成助成金)
・建設労働者技能実習コース(旧建設労働者確保育成助成金)
・障害者職業能力開発コース
それぞれについて解説します。
特定訓練コース
特定訓練コースに関しては技能継承、労働生産性の向上やグローバル人材の育成などの訓練が対象になります。
一般訓練コース
一般訓練コースに関しては、他の6つの訓練コースのどれにもあてはまらない訓練を実施した場合に助成対象になるコースです。
教育訓練休暇付与コース
教育訓練給付金は会社が教育訓練休暇制度を導入してなおかつ従業員が制度を活用して休暇を取得し訓練に参加する場合に対象となるコースです。
特別育成訓練コース(旧キャリアアップ助成金人材育成コース)
特別育成訓練コースは以前はキャリアアップ助成金人材育成コースと呼ばれていたものです。
一般職業訓練、有期実習型訓練、中小企業等担い手育成訓練などの訓練が対象となるコースです。
建設労働者認定訓練コース(旧建設労働者確保育成助成金)
建設労働者認定訓練コースは以前は建設労働者確保育成助成金と呼ばれていたものです。
能開法による認定職業訓練または指導員訓練のうち、建設関連の訓練を実施した場合について対象となります。
建設労働者技能実習コース(旧建設労働者確保育成助成金)
建設労働者技能実習コースは以前、建設労働者確保育成助成金と呼ばれていたものです。
安衛法による教習、技能講習、特別教育や能開法による技能検定試験のための事前講習、建設業法による登録基幹技能者講習などを実施した場合について対象となります。
障害者職業能力開発コース
障害者職業能力開発コースについては、障害者職業能力開発訓練施設等の設置等や障害者職業能力開発訓練運営費 (人件費、教材費等) に対する助成が受けられるコースです。
キャリアアップ助成金制度
「キャリアアップ助成金にはどんな種類があるのだろうか」と気になっていませんか。
キャリアアップ助成金については以下のコースがあります。
・正社員化コース
・賃金規定等 改定コース
・健康診断制度コース
・賃金規定等共通化コース
・諸手当制度 共通化 コース
・選択的適用拡大導入時処遇改善コース
・短時間労働者労働時間延長コース
それぞれについて解説します。
正社員化コース
正社員化コースは、非正規労働者を正社員などの正規雇用に転換した場合に受けられる助成金です。
また、派遣社員を自社で雇用したいと考えた場合にも申請することができます。
賃金規定等 改定コース
非正規労働者(契約社員等)の賃金を増額した場合に受けられる助成金です。
健康診断制度コース
健康診断制度コースは、契約社員等の非正規労働者に対して通常の法定健康診断以外の健康診断制度を制定し、4人以上に受診させた場合に受けられる助成金です。
賃金規定等共通化コース
賃金規定等共通化コースは、正社員と契約社員等の非正規労働者と共通の賃金規定を新しく設けた場合に受けられる助成金です。
諸手当制度 共通化 コース
諸手当制度共通化コースは、正社員と契約社員等の非正規労働者の手当などに関して新たに共通の規定を設けた場合に受けられる助成金です。
選択的適用拡大導入時処遇改善コース
選択的適用拡大導入時処遇改善コースは、契約社員等の非正規労働者に対して、厚生年金保険や健康保険の加入をさせ、働きに見合った賃金を支給した場合に支給される助成金です。
短時間労働者労働時間延長コース
短時間労働者労働時間延長コースとは、契約社員等の非正規労働者の労働時間を一週間あたり5時間伸ばし、社会保険が適用された場合に受けられる助成金です。
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助成金制度を活用することで間接部門の経費節減などで人事・総務部門のアピールチャンスを作ることも可能
助成金制度を活用することで間接部門の経費削減などで人事・総務部門のアピールチャンスを作ることが可能です。
間接部門は努力してもあまり数字で他の部門にアピールすることが難しいですが、助成金受給は金額で示せるため、会議などで発表しやすいためです。
活用した場合にはしっかりと他の部門にアピールするようにしましょう。
助成金活用の注意点。辞めた社員の退職理由が会社都合退職などの場合、不正受給となるケースもある
雇用関係の助成金は雇用安定化のための施策であって会社都合離職者を出す事業所は対象外です。
もしも助成金を申請した後に発覚した場合は不正受給となる可能性が高いため、会社都合退職者がいないかどうかは必ず確認するようにしましょう。
また、仮に自己都合退職であったとしても退職勧奨による自己都合退職が存在する場合も受け取れない可能性があります。
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助成金をうまく活用し、人材育成を進めよう
助成金をうまく活用し、人材育成を進めましょう。
助成金制度を活用することで、経費を抑えつつ人材育成をすることが可能です。
また、助成金制度をうまく使うことができれば普段は間接部門として会社の経費削減に貢献しにくい人事総務部門も経費削減に参加することができます。
「CBASE 360°」は、株式会社シーベースが提供するHRクラウドシステムです。経営を導く戦略人事を目指す人事向けのお役立ち情報をコラムでご紹介します。