イノベーション人材育成とは?背景や求められる要素
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イノベーションは経済が成熟し、競争が激化している環境の中、これまで以上に需要が高まっています。しかし、イノベーション人材がどのような人材か、育成のためにどのような取り組みが必要かわからない人も多いのではないでしょうか。
今回はイノベーション人材とはどのような人物か、求められている背景や、必要な要素、イノベーションを起こせる会社の環境まで解説します。イノベーション人材育成の参考になれば幸いです。
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目次
イノベーション人材とは
イノベーション人材とは、イノベーションを起こす可能性が高い人材を示します。イノベーションとは、これまでになかった価値を新しく作ることです。
一般的に画期的な技術革新を起こすというイメージが強いかもしれませんが、技術革新を伴わないケースもあります。これまでになかった考え方から別の販路を提供する、新たな生産方式から生産効率を大幅に向上させるなどもイノベーションです。
これらのイノベーションは技術革新ほど、社会へのインパクトがありませんが、企業の収益性に大きく関わります。
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イノベーション人材が重要になった理由
イノベーション人材が求められるようになった理由としては以下のものがあります。
・市場が成熟しつつある
・競合優位性が容易に持てなくなってきている
・単発のイノベーションでは事業継続が見込めない
次で詳しく解説します。
市場が成熟しつつある
イノベーション人材が求められるようになったのは、市場が成熟しつつあることが理由の一つです。市場が成熟することで、商品が多様化し、競走も激しくなっています。イノベーションが起きれば、競合他社よりも優位に立てるでしょう。
競合優位性が容易に持てなくなってきている
現状で競合優位性がある場合でも、将来的に維持するのは難しくなっています。市場やニーズの変化は激しく、競合他社よりも優位に立つ手法の一つとしてイノベーションは外せません。イノベーションが一度起こせると、しばらくは大きな利益を生み出せるでしょう。
単発のイノベーションでは事業継続が見込めない
かつては一度イノベーションを起こせば、市場を独占状態にでき、競合優位性を長く維持できました。しかし、現在ではイノベーションの効果が持続する期間は短くなっています。
そのため、数年も経過しないうちに、競合優位性が維持できなくなることも珍しい話ではありません。事業継続のためには、複数のイノベーションが必要になってきています。
イノベーションを起こせる会社の特徴
イノベーションを起こすためには、イノベーション人材の育成だけではなく、イノベーションを起こしやすい環境を会社が作れているかも大切です。具体的には以下のものが挙げられます。
・リスクを適切に判断できる
・時代の流れに敏感である
・コミュニケーションが活発に行われる
・判断が迅速にできる
次で詳しく解説します。なお、社内環境を整える手法として360度評価を活用する方法もあります。詳しくはこちらもご覧ください。
リスクを適切に判断できる
イノベーションを起こすためには、必要なリスクを判断し、リスクを承知で行う必要があります。イノベーションはこれまでになかったものを作るという性質上、成功する保証はなく、リスクが避けられません。
経営者の視点で見れば、イノベーションは経済的合理性に欠けるものも多いです。そのため、安全面だけで途中で頓挫し、イノベーションの芽を潰してしまうこともあります。イノベーションを起こすためには、ある程度のリスクは許容する姿勢が重要です。
時代の流れに敏感である
イノベーションは天性の才能やひらめきで起きるものとは限りません。なぜなら、市場やニーズの発見から始まることも多いためです。
時代の変化を敏感にキャッチできる環境や社員が多くいれば、イノベーションを起こしやすくなるでしょう。
コミュニケーションが活発に行われる
イノベーションを起こすためには、コミュニケーションが欠かせないといわれています。顧客や従業員間で自由にコミュニケーションしやすい環境があり、試作やテストマーケティングがしやすい環境が重要です。
特に日本の企業は各部署が閉鎖的な傾向があるため、イノベーションが起こりにくいといわれています。まずは部署間でコミュニケーション取れる環境を整えることが先決です。
判断が迅速にできる
イノベーションは判断が迅速にできることが重要です。意思決定までのプロセスが多くなると、スピード感がなくなり、競合他社に遅れをとる可能性もあります。
そのため、イノベーションを起こすためには、意思決定がスムーズにできる仕組み作りが欠かせません。
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イノベーション人材に求められる要素は?
イノベーション人材には、どのような能力が求められているのでしょうか。具体的には以下の要素が考えられます。
・価値発見力を持っていること
・異なるアイデアを受け入れられること
・商品ではなく、使う人に焦点を当てられる
・実現までの実行力がある人
これらの能力がある人材を育成することで、イノベーションが起きる可能性は高まるでしょう。
価値発見力を持っていること
イノベーション人材は、これまでになかった価値を見つけられる力が高いことが特徴です。野村総合研究所(NRI)では、価値発見力は以下の7つの素養から構成されているとしています。
・観察する力(気づく力)
・関連づける力
・挑戦する力
・おかしいと思う力
・人とつながる力
・試す力
・捨てる力
参考:NRI 知的資産創造
https://www.nri.com/-/media/Corporate/jp/Files/PDF/knowledge/publication/chitekishisan/2013/01/cs201301.pdf?la=ja-JP&hash=B02E8C426C18403B3D4DB011D40AB5279FE2C186
イノベーションを起こすには、新しい価値の発見が欠かせません。これらの能力を磨いた社員が増えることで、イノベーションを起こす可能性は高まります。
異なるアイデアを受け入れられること
イノベーションを起こすには、異なるアイデアを否定せず受け入れる姿勢も求められます。イノベーションを起こすためには、従来の考え方とは異なる視点で考えることが大切です。
専門家からみてはNGな意見でも、そこから新しい発想が生まれることもあります。
商品ではなく、使う人に焦点を当てられる
イノベーションはユーザーの心理や悩みに焦点を当てることで生まれる可能性があります。商品にだけ目を向けていても、よいアイデアは生まれないことが多いです。
その商品を実際に使い続けてみる、ユーザーの声を集めるなどの工程でイノベーションの種を見つけられることもあります。
実現までの実行力がある人
イノベーションを起こすためには、アイデアが実現するまで実行する姿勢が求められます。イノベーションが起きるようなアイデアは、周囲から否定されがちです。
それでも「必ずできる」と強い気持ちを持って実行できる人でなければ、イノベーションは起こせないでしょう。
まとめ
イノベーション人材は、今後事業を存続させるために、これまで以上に重要性が高まっています。しかし、日本企業の多くは、イノベーション人材育成のために必要な環境が整っていないケースが多いでしょう。そのため、会社の環境を整え、イノベーション人材とはどのような人物かの理解も必要になります。
社内の環境改善の方法の一つが360度評価の導入です。360度評価は上司や部下、複数人の視点から一人ひとりを評価するため、会社の風通しがよくなり、イノベーション人材の育成がしやすい環境づくりに貢献します。
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