パーパス経営とは?志経営で会社をレベルアップしよう
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「パーパス経営とは何なのだろうか」
「最近良く聞くパーパス経営ってどんな経営のことを指すの」
と気になりませんか。
パーパス経営とは、企業の存在意義に根差した経営のことを指します。
これまでもMVV経営などがありましたが、パーパス経営ではより深く企業の存在意義が問われます。
この記事を読めば、パーパス経営について理解することができます。
パーパス経営とは何かについて気になっている方はぜひ、最後まで読んでいって下さいね。
目次
パーパス経営とは?
パーパス経営とは、企業の存在意義を重要視した経営のことを指します。
志経営とも言われており、企業がなぜ存在するのかという部分を深く追求することでパーパス経営が実現できると言われています。
日本企業では古くからパーパス経営が実践されており、特に新しいものではありません。
日本企業は企業の存在理由をそのまま会社としての考え方に実装されているケースがあるためです。
パーパス経営とMVVの違いは?
パーパス経営とMVVの違いとして、パーパス経営は企業の存在理由を深く考え「なぜ」という部分に焦点を当てているのに対して、MVVにおけるミッションはヴィジョンを達成するためにやるべきことが「何か」に焦点を当てています。
つまり、パーパスはなぜ企業がその事業をする必要性があるのかを明確にしているのに対して、MVVは何をしてヴィジョンを達成するのかなど行動そのものを明確化しています。
また、パーパスはなぜ特定の事業を続けるのかを定義するため定義が明確化していますが、ヴィジョンはその時々によって変わる可能性があるという特徴があります。
企業の本質的な部分を追求することがパーパス経営となります。
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パーパス経営が注目される社会的背景
「なぜパーパス経営が注目されるようになったのだろうか」と気になりませんか。
パーパス経営が注目されるようになった理由として、以下の理由があります。
・顧客市場からの要請
・人財市場からの要請
・金融市場からの要請
それぞれについて解説します。
顧客市場からの要請
パーパス経営が注目される理由として顧客からの要請があります。
市場はエシカル消費を求めており、論理的でない消費や地球環境に負担をかける消費は市場から撤退させられる可能性があります。
企業が存在していくためには確固たるパーパスが必要となります。
人財市場からの要請
パーパス経営が注目される理由として、人材市場からの要請があります。
30代・20代・10代は、就職先を選ぶ際に企業はどれだけ社会に貢献しているかどうかを判断して就職する傾向にあります。
企業がパーパスをしっかりと掲げていなければ、良い人材を獲得できなくなる可能性があります。
金融市場からの要請
パーパス経営が注目される理由として、金融市場からの要請があります。
金融市場ではEGSが重視されており、融資先・投資先に対してEGSにしっかりと対応できているかどうかで判断されるようになってきています。
EGSに力を入れなければ資金調達が難しくなる可能性が高いということです。
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パーパス経営は古くからの日本企業にあった考え方の一つ
パーパス経営は古くからの日本企業にあった考え方の一つなっています。
志経営とも呼ばれるパーパス経営ですが、以下のような企業ではパーパス経営が実践されています。
・富士通
・ソニー
・任天堂
富士通は“わたしたちのパーパスは、イノベーションによって社会に信頼をもたらし、世界をより持続可能にしていくことです。“と発信しています。
参考・引用:富士通
ソニーは、“クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす。”というメッセージを発信しています。
参考・引用:ソニー
また、任天堂のパーパスは“任天堂に関わるすべての人を笑顔にする”というものになっています。
参考・引用:任天堂
企業が利益を追求するのみではなく、なぜその企業が存在しなければならないのかを追求するとその企業ごとにパーパス(存在理由)が出現します。
日本企業では古くから志による志経営が行われており、企業理念がそのままパーパスになっていることも多いです。
パーパス経営を実践するメリット
「パーパス経営を実践するメリットとはどんなものなのだろうか」と気になりませんか。
パーパス経営を実践するメリットとして、以下のメリットがあります。
・ブランド力向上
・従業員のモチベーション向上
それぞれについて解説します。
ブランド力向上
パーパス経営を実践することによって、企業のブランド力が向上する可能性があります。
なぜなら、金融機関や投資家は企業のパーパスに注目しているためです。
資金を調達する際に、EGSに配慮したしっかりとしたパーパスを持っていれば投資家や金融機関からの投資や融資を受けられる可能性があります。
従業員のモチベーション向上
パーパス経営を実践することによって、従業員のモチベーションを向上させることが可能です。
30代以下の社員は、社会貢献性の高い事業で仕事をしたいと考える傾向にあるためです。
単純に企業で利益を追求するよりも社会に対して貢献できている企業が若者から支持を集め、良い人材を獲得できる可能性が高くなります。
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パーパス経営を実践するデメリット
パーパス経営を実践するデメリットとしては、EGSへの対応等に大きなコストがかかる可能性があることです。
利益追求だけを行うのではなく社会貢献も重要とはいえ、利益を上げなければ企業は倒産してしまう可能性があります。
パーパス経営を実践することによって過度に利益が失われるような事態は避けなければなりません。
まとめ
今回は、パーパス経営について解説させていただきました。
パーパス経営とは企業の存在理由を深く問われるものです。
なぜ企業が存在し、その事業を続けていくのかを言葉で表し、経営を実践していくことがパーパス経営となります。
特に本文中でも解説させていただきましたが、日本企業では古くからソニーなどの企業がパーパス経営を実践してきました。
なぜ特定の企業が存在するのか、その事業を続けることでどんな良いことが世の中に起こるのかが重要です。
「CBASE 360°」は、株式会社シーベースが提供するHRクラウドシステムです。経営を導く戦略人事を目指す人事向けのお役立ち情報をコラムでご紹介します。