アメーバ経営とは?全社員が主体的になる経営戦略!
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「アメーバ経営とは何なのだろうか」
「アメーバ経営という言葉を良く聞くけれど、どのような意味なのだろうか」
と気になりませんか。
アメーバ経営とは、社員全員が経営に参加する上下のない組織のことを指しています。
呼称上の役職は存在しますが、役割上は全員が経営に参加することになります。
この記事を読めば、アメーバ経営について理解することが可能です。
アメーバ経営について気になっている方はぜひ、最後まで読んでいって下さいね。
目次
アメーバ経営とは?特徴を解説
「アメーバ経営とはどのような組織なのだろうか」と気になりませんか。
アメーバ経営は京セラの稲森会長が提唱した経営方法です。
アメーバ経営には以下のような特徴があります。
・小組織かつ独立採算制を取る
・時間単位で収支をつける
・タイムリーな収支公開
それぞれについて解説します。
小組織かつ独立採算制を取る
アメーバ経営の特徴として、小組織かつ独立採算制をとっていることがあります。
アメーバ経営は小組織単位で組織を作り、組織が採算性を取っているためお金に関してとても敏感になれます。
お金に対して社員が敏感になれば、コストカットなどを社員が積極的に出来るようになります。
アメーバ経営の強みは小組織かつ独立採算制をとっているところにあります。
時間単位で収支をつける
アメーバ経営では時間単位で収支をつけるという方針を採用しています。
時間単位で収支をつけることによって、費用対効果などが良く理解できます。
社員が生産性向上に向けて活動しやすくなります。
タイムリーな収支公開
アメーバ経営ではタイムリーな収支公開を行います。
タイムリーな収支公開を行うことによって、いま会社がどのような経営状態にあるのか、部署がどのような状況にあるのかが分かります。
社員が危機感をもって仕事をすることにつながります。
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アメーバ経営を導入する目的
「アメーバ経営を導入する目的は何なのだろうか」と気になりませんか。
アメーバ経営を導入する目的として、以下の目的があります。
・経営環境変化に強い組織を作る
・全社員に経営参加意識を持ってもらう
・全社員に経営参加を促す
それぞれについて解説します。
経営環境変化に強い組織を作る
アメーバ経営は経営環境変化に強い組織を作ることが可能です。
なぜなら、アメーバ経営は全員が経営に参加しており、収支状況を把握できるためです。
常に会社の変化を感じ取れるため、経営環境変化に強い組織が作れます。
全社員に経営参加意識を持ってもらう
アメーバ経営の目的として、全社員に経営参加意識を持ってもらうという目的があります。
なぜなら、アメーバ経営では全員が経営について考えられる少人数かつ独立採算制をとっているためです。
全社員が経営参加意識を持つことで会社の経営状態が強化されます。
全社員に経営参加を促す
アメーバ経営の目的は、全社員に経営参加を促すことです。
独立採算制の小組織に加えてタイムリーに経営状況が分かるため、会社全体について考えることが難しくとも自分の組織の経営状態は理解できます。
そのため、社員が経営に参加することが当たり前となり、仕事の進め方などがレベルアップする可能性があります。
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アメーバ経営を行うメリット
「アメーバ経営を行うメリットは何なのだろうか」と気になりませんか。
アメーバ経営を行うメリットとして、以下のメリットがあります。
・タイムリーな経営が可能
・社員が自主性を発揮できる
・増収増益を目指すことが可能
それぞれについて解説します。
タイムリーな経営が可能
アメーバ経営を行うメリットとして、タイムリーな経営が可能ということです。
経営の収支を頻繁に公開することになるため、タイムリーな経営が可能となります。
現在の会社の状況からどんなことをするべきなのか社員が考えられるような経営が可能です。
社員が自主性を発揮できる
アメーバ経営では少人数組織が基本となり、社員が自主性を発揮できます。
少人数組織では全員が努力しなければ生き残れないためです。
社員が自発的な仕事をすることにつながっていきます。
増収増益を目指すことが可能
アメーバ経営では増収増益を目指すことが可能です。
普段からコスト意識が高く、経営に対する理解が深い社員が自発的に行動するためです。
社員の自発的な動きが高収益につながっていきます。
アメーバ経営を行うデメリット
「アメーバ経営を行うデメリットは何なのだろうか」と気になりませんか。
アメーバ経営を行うデメリットとして、以下のデメリットがあります。
・組織間での対立が生まれやすい
・独立採算制をいきなり導入することが難しい
・社員に受け入れてもらえるか分からない
それぞれについて解説します。
組織間での対立が生まれやすい
アメーバ経営のデメリットとして、組織間での対立が生まれやすいことがあります。
なぜなら、会社を少人数組織に分断するためです。
少人数組織に分断することで競争が積極的になり、対立が生まれやすくなります。
独立採算制をいきなり導入することが難しい
アメーバ経営の独立採算制をいきなり導入することが難しいです。
なぜなら、会社ごとに会計の考え方などは異なるためです。
組織単位での会計を行うことで収支把握できやすくなりますが、企業体質によっては会社の分断を招く可能性もあります。
社員に受け入れてもらえるか分からない
アメーバ経営のデメリットとして、社員に受け入れてもらえるか分からないという点があります。
なぜなら、全員が経営に参加することは思った以上にハードルが高いためです。
社員によっては「経営に参加できるような地位にいない」と消極的な可能性もあります。
社員に受け入れてもらえるか分からない点がアメーバ経営のデメリットです。
アメーバ経営導入企業の事例
「アメーバ経営を導入している企業事例はないのだろうか」と気になりませんか。
以下の企業がアメーバ経営を導入しています。
・JAL(日本航空)
・KDDI
それぞれについて解説します。
JAL(日本航空)
JAL(日本航空)には経営再建の際、アメーバ経営の提唱者である稲森氏がアメーバ経営を導入したと言われています。
会社の中で収益の出ている便を調査し改善をするなど、アメーバ経営が存分に活かされた結果、経営再建に至ったと言われています。
大企業の利益改善に大きな効果を発揮したということです。
KDDI
KDDIはアメーバ経営を導入しているとされています。
KDDIのアメーバ経営も他と同じく、少人数組織などが徹底されているとのことです。
KDDIには提唱者の稲森氏が関わっています。
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まとめ
今回は、アメーバ経営について解説させて頂きました。
アメーバ経営には以下の3つの特徴があります。
・小組織かつ独立採算制を取る
・時間単位で収支をつける
・タイムリーな収支公開
社員が全員経営に参加できるような体制を取っているのがアメーバ経営の特徴であると言えます。
また、アメーバ経営で重視されているのはコスト意識です。
社員がタイムリーに各所属組織の経営状態を把握するため、コスト意識が身につくことになります。
社員全員が経営に興味関心がある状態となり、一体的な立場で仕事をすることが可能です。
アメーバ経営について知り、自社でも導入可能なのかどうかについて検討してみましょう。
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