ブレインストーミングとは?意味とやり方、具体例と効果的な進め方を徹底解説
⇒【マンガでわかる】「360度評価」のメリットやデメリット、失敗しないための導入方法が詳しく学べる資料を1分でダウンロード
ブレインストーミングはやり方こそシンプルですが、うまく成果を出すためには、正しいやり方が大切です。しかし、うまく進めるにはどうすればよいか、わからない方もいるのではないでしょうか。
今回はブレインストーミングのやり方や失敗しないポイントについて紹介します。ブレインストーミングで思うような成果が出ずお困りの方は、ぜひ試してみてください。
目次
ブレインストーミングとは
ブレインストーミングは集団で多数のアイデアを出し、独創的なアイデアを生み出すための会議の手法です。10名以下程度の人数で、ふせんにアイデアを書き出して実施します。
参加者同士で刺激を与えあい、連鎖的に新しいアイデアが生まれることもあります。1950年ごろに生まれた手法ですが、現在でも有用な会議手法です。
高い回答回収率、自動グラフ化機能による課題解決への即効性が期待できます。
- 目的に合わせたセミオーダーメイド設計
- 専任スタッフのサポートでとにかくカンタン手間いらず!
- 企業の持続的成長を目的とした改善サイクルを実現
ブレインストーミングのやり方
ブレインストーミングは以下の手順で進めていきます。
・目的を決めておく
・現状を確認する
・現状の原因やアイデアを付箋で書いていく
・アイデアを整理する
・実施するプランの設定
実際に進めるときのポイントについて、解説します。
目的を決めておく
最初にブレインストーミングを実施する目的や課題を明確にし、参加者に共有する必要があります。
ブレインストーミングでは、アイデアの数を出すことは重要です。しかし、目的が不明瞭な場合、無関係な話題が出てしまうと、話題がテーマの本質からずれてしまいます。
現状を確認する
会議をする前に、現状の状態を数字などの客観的な数字や事実で確認します。また、現状と同時にその原因や、話がブレにくくなるでしょう
現状の原因やアイデアをふせんで書いていく
ブレインストーミングは、ふせんやメモ帳などを使い、新しいアイデアをどんどん書き出していきます。アイデア出しではできるだけ多くのアイデアを出すことが大切です。1枚のふせんに1つのアイデアを書き込み、ホワイトボードやデスクの上に広げていきます。
思いつきでも、奇抜なアイデアでも、ユニークなアイデアでもよいので、どんどん書き出していきましょう。
アイデアを整理する
出したアイデアはさまざまな手法を使いながら、整理していきます。ブレインストーミングでよく使われる整理の方法は以下のものです。
・KJ法
・マインドマップ
・セブンクロス法
KJ法はアイデアにラベルをつけて、グループ分けし、最後にまとめたアイデアを文章化させる方法です。
マインドマップは中心に置いたメインテーマに対して、アイデアや情報の流れを線でつなぎ描写したマップです。KJ法と組み合わせることで、情報の流れがわかりやすく整理できます。
セブンクロス法はアイデアを整理した後で、優先順位をつけて何をするべきか、明らかにする方法です。
これらの方法を使うことで、アイデアがみやすく整理されます。それぞれの方法の特徴を把握し、組み合わせて使うことで、よりわかりやすく整理できるでしょう。
実施するプランの設定
最後に出したアイデアから、実際にどのような行動をするのか決定します。実際に何をするか、個人個人で明確になっていると、会議後の行動がスムーズです。
⇒初めての360度評価導入でも安心!専任担当のサポートでカンタン導入・運用~改善も手間いらず。
ブレインストーミングで守るべきルール
ブレインストーミングで質が高いアイデアを生むためには、守るべきルールがあります。このルールを守らなければ、思うように会議が進められず、よいアイデアが生まれません。
アイデアの数が重要
ブレインストーミングでは、アイデアの質よりも数が重要です。アイデアの数を出すためには、時間が限られているため、頭の中で思いついたものは、即座に書き出すようにしましょう。
アイデアのよしあしは考えない
ブレインストーミングでは、アイデアの数を出すことが重要です。そのため、アイデア出しのときに、アイデアのよしあしを考えないようにしましょう。また、他の人のアイデアに対して、アイデアの質について口を出すこともしてはいけません。
「これは明らかに実現できないだろう」「他の人よりも質が高い意見を出そう」などのようなことを考えると、発想の幅が限定され、よいアイデアが生まれにくくなります。むしろ、奇抜なアイデアや無謀な考えも一旦歓迎する姿勢が大切です。
できるだけ多くのアイデアを出すことが、ブレインストーミングの質を高めることに繋がります。
立場や考え方の違いがある人を集める
立場や考え方が違う人が集まることで、他の人にはない発想ができます。分けるポイントとしては、年齢、性別、部署、経験、業務内容などの観点でバラバラになるよう意識することが大切です。
アイデアは組み合わせる
生まれたアイデアに対して、別の角度からみる、アイデアを組み合わせてみるなどして、新しいアイデアにならないか、検討してみることが大切です。
アイデアを組み合わせるには、他の人の意見に便乗し、活用できないか考えるようにしましょう。
ブレインストーミングのメリット
ブレインストーミングを実施するメリットとしては、以下のものがあります。
・多様な考え方が生まれやすい
・チームとしてまとまりやすい
ブレインストーミングでは集まったメンバーが、それぞれ自由に意見し、多様なアイデアを出せることで、新しいアイデアが生まれやすくなります。
また、チームメンバーへの理解が深まり、チームのまとまりが生まれることもメリットです。相手の考えを否定せずに受け入れるということを大切に進めることで、相手への信頼感も高まります。
ブレインストーミングを無駄にしないための注意点
ブレインストーミングはやり方はシンプルですが、間違った進め方をしてしまうことで、思うような話し合いにならないことが多々あります。ここではどのような点に注意するべきか、解説します。
参加者が全員対等であること
ブレインストーミングでは、実践中は参加者全員が対等でなければ失敗してしまいます。対等な関係ではない場合、全員が自由に発言できなくなり、アイデアの数が少なくなるためです。
発言に気を使う必要がある上司がいる、消極的で発言しない人がいる、などのような場合、発言やアイデアに偏りができてしまいます。みんなの前で発言するのが苦手な人がいる場合は、匿名性にする方法も効果的です。
チームメンバーが全員対等でいやすいような環境づくりが、ブレインストーミングを成功させるためには大切です。
ファシリテーターをおく
ファシリテーターとは、会議がスムーズに進行し、よりよい会議になるよう支援する役割の人です。このファシリテーターを決めておくことで、会議で話し合うことがズレたときの軌道修正や、会議で誰もが発言できるよう働きかけできます。
また、アイデア出しをしすぎてアイデアがまとめきれない場合もあるでしょう。ファシリテーターがいることで、それぞれのアイデアがアイデアをよりスムーズに整理しやすくなります。
参考記事:ファシリテーターとは?仕事で導入するメリットや向き不向き
時間は明確に区切る
時間を明確に区切ると、より充実したアイデアが出やすくなります。時間を決めずに初めてしまうと、ダラダラと進めてしまい終わらなくなるためです。特に重要なアイデア出しについては10〜40分程度の時間を使い、じっくり進めましょう。
アイデアが出尽くしたと判断できる場合には、話し合いを区切って次のステップに進んでも問題ありません。
⇒万全のセキュリティ・専任担当者の徹底サポートで担当者の負担軽減!年間80万人以上が利用、顧客満足度91.1%の「CBASE 360°」
まとめ
ブレインストーミングは正しく運用すれば、これまでにないアイデアが生まれやすい会議の方法です。さまざまな考え方を取り入れ、自由に話し合いがしやすいよう、メンバー選定やルールについてしっかりと決めておくと、より充実したブレインストーミングができるでしょう。
会社の風土として自由に話し合いをするのが難しい場合、組織の課題改善から取り組むことも選択肢です。スマレビの組織診断は簡単に導入でき、組織の課題をスピーディに把握できます。
「CBASE 360°」は、株式会社シーベースが提供するHRクラウドシステムです。経営を導く戦略人事を目指す人事向けのお役立ち情報をコラムでご紹介します。