人事制度とは?人事制度を作る上で重要なポイントを徹底解説
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「人事制度とは何なのだろうか」
「人事制度とは?どのような制度を作ることが正解なのだろうか」
と気になりませんか。
人事制度とは社員の処遇を決定する評価制度・仕組みのことを指します。
単純に社員の処遇を決定するだけではなく社員の頑張りが社員個人に還元されなおかつ会社の業績にも反映されるような制度にすることが重要です。
この記事を読めば、人事制度とは何かについて理解することができ、自社でも人事制度を改良することができます。
人事制度とは何かについて悩んでいる方はぜひ、最後まで読んでいって下さいね。
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目次
人事制度とは?人事制度の意味について解説
人事制度とは、社員の仕事上の貢献を評価などに反映する処遇を決定する仕組みのことを指します。
人事制度が制定されることによって、社員が「どのように努力して成果を出せば評価されるのか」が明確化されるため、社員が努力しやすくなります。
また、昨今の人事制度の意味としては社員の仕事上の努力が会社の業績アップにつながり社員・会社共に納得できる人事制度を目指す必要性があります。
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人事制度の重要性
人事制度はこれから重要性を増していきます。
新型感染症の影響で業務がリモート化したことに伴い成果主義への完全移行が叫ばれているためです。
ただ、感染症の終息後には通常の業務に戻る可能性もあるのでどこまで影響が出るかは分からない部分があります。
今後は新型感染症などの影響などを視野に入れつつも社員の業績を評価に反映させる手法を考えて作ることが重要となってきます。
人事制度は3つを連動させる
「人事制度にはどんな種類があるのかな」と気になりませんか。
人事制度の根幹には以下の3種類があります。
・等級制度
・報酬制度
・評価制度
それぞれについて解説します。
等級制度
等級制度は人事制度上、最も重要視される制度です。
等級制度では社員の仕事の実力を考慮して社員の実力を序列化していくからです。
社員にとって最も分かりやすい「部長」「課長」といった役職で社員の序列を可視化していきます。
報酬制度
報酬制度は給与や賞与といったお金の部分で社員を評価する制度のことを指します。
社員のモチベーションをアップさせる目的があるため重要視されています。
一方で昨今では金銭的報酬以外に社員が海外に留学できたり、自分の望む部署への異動ができるなどのお金以外での報酬を与えてモチベーションを引き出すという企業もあります。
報酬については単純にお金を多く渡す以外の報酬も考えてみることも重要です。
評価制度
評価制度は社員を評価する仕組みのことを指します。
社員の評価を行う基準を定めるため重要な仕組みとなっています。
評価制度は社員を評価する項目と、社員の評価方法を考えます。
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人事制度を整えるメリット
「人事制度を整えるとどんなメリットがあるの」と気になりませんか。
人事制度を整えるメリットとして以下のメリットがあります。
・評価に透明性が出る
・会社の方針を全社員に示すことができる
それぞれについて解説します。
評価に透明性が出る
人事評価制度を整えることによって評価に透明性が出ます。
社員がどう努力すれば評価されるかが明確化されるためです。
社員に正しい努力の方向性を伝えることで社員が仕事をしやすくなります。
会社の方針を全社員に示すことができる
人事評価制度を整えることによって会社の方針を全社員に示すことができます。
評価制度では会社の考え方が評価基準に反映されるためです。
社員に仕事上の理念浸透ができることからより働きやすい方向へ組織が変わっていきます。
人事制度のトレンド
「人事評価制度ではどんなものがトレンドなのかな」と気になりませんか。
人事評価制度のトレンドとして以下の評価制度があります。
・ノーレイティング
・ジョブ型
・360度評価
それぞれについて解説します。
ノーレイティング
ノーレイティングとは、社員を格付けしない人事評価制度のことを指します。
これまでは社員の仕事に対してSからCなどの評価をつけることが一般的でしたがノーレイティングでは格付けをしません。
フィードバックを重視し、格付けを行わないのがノーレイティングです。
ジョブ型
ジョブ型とは、社員の仕事内容に基づいて社員の評価を決定する仕組みのことを指します。
仕事を基準にして各社員を評価していく制度となっています。
日本の正社員に適用しにくい点としてはジョブ型では勤務地や仕事内容、労働時間などを明確化しなければ評価しにくい点です。
日本の正社員は転勤が前提であり、仕事内容や労働時間も統一感がないため日本で導入するためには転勤をなくしたり残業時間を徹底的に規制するなど導入までに時間がかかります
360度評価
360度評価とは、上司が部下を評価するだけではなく部下も上司を評価し、お互いにフィードバックを行う仕組みのことを指します。
お互いに評価を行う体制を持つことで社員全体が仕事の進め方を考えることができます。
また、お互いが評価しあうことでハラスメント対策になるといった一面もあります。
高い回答回収率、自動グラフ化機能による課題解決への即効性が期待できます。
- 目的に合わせたセミオーダーメイド設計
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人事制度作りで重要なポイント3つ
「人事制度作りで重要なポイントは何」と気になりませんか。
具体的には、以下のポイントが重要です。
・現状分析・把握を徹底的に行う
・法律を守れているかどうかを考える
・経営陣と労働者双方の納得いく制度を考える
それぞれについて解説します。
現状分析・把握を徹底的に行う
人事制度作りを行う上では現状分析と把握を行うことが重要です。
現段階で古い人事制度が現場にどう根付いているかを分析することで改善策が分かるためです。
現状把握ができればより良い制度を作ることも可能です。
法律を守れているかどうかを考える
新しい人事制度を作る上では、これから作る制度が法律を守れているかどうかを考える必要性があります。
古い人事制度が一見現代にマッチしていないように感じても労働基準法や裁判所判例を読んでみると意外に理にかなっていることも多いからです。
現行の労働基準法上、一度アップさせた給料を下げることは困難といった大きなハードルがあるので社員の給料が増減するような人事制度を考える場合はよく吟味して経営陣と労働者の理解を得る必要性があります。
経営陣と労働者双方の納得いく制度を考える
新しい人事制度のベースができたら、まずは経営陣と労働者双方の理解を得られるかどうか意見を聞きましょう。
経営陣側は役員、労働者側は労働組合の組合3役の意見を聞きましょう。
経営陣側と労働者側では全く違った意見が出てくる可能性があるので調整していきましょう。
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人事評価制度の成功事例
「人事評価制度の成功事例ってどんな事例があるの」と気になりませんか。
具体的には、以下の企業が成功したとされています。
・メルカリ
・サイボウズ
それぞれについて解説します。
株式会社メルカリ
株式会社メルカリでは絶対評価とノーレイティングを導入されているとのことです。
参考:株式会社メルカリ mercan
https://mercan.mercari.com/articles/2018-10-12-163000/
メルカリが従来の等級制度を廃止できた理由に給与原資を元から定めていないという特徴があるからということでした。
一般的な企業では給与原資が決まっているからこそ給与原資内でのランク付けになってしまうところもあります。
また、評価に関しては絶対評価を同時に導入しており、仕事の評価をキッチリと測定します。
サイボウズ株式会社
サイボウズ株式会社では社内の評価のみで給与を決定する仕組みを行わず社内価値と社外価値を考慮して給与決定をしフィードバックを徹底するという方式をとっています。
参考:サイボウズ式
https://cybozushiki.cybozu.co.jp/articles/m001021.html
サイボウズ株式会社においては社内の評価だけではなく社外でどれだけの付加価値があるのかも考慮して給与が決定されるということでした。
また、働き方を選択できる制度を用意した結果、離職率が28%から4%にすることができたとのことです。
まとめ
今回は、人事制度について解説させていただきました。
特に注目して欲しい点としては本文中でも解説させていただいた制度の重要度です。
新しい人事制度を作ることで新しい時代に対応していく必要性があります。
「CBASE 360°」は、株式会社シーベースが提供するHRクラウドシステムです。経営を導く戦略人事を目指す人事向けのお役立ち情報をコラムでご紹介します。