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カタルシス効果とは?意味やビジネスでの使い方と注意点を解説

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カタルシス効果は元々心理学の言葉ですが、ビジネスでも活用され始めています。どのようなメリットがあり、どう活用するのか知りたい人もいるのではないでしょうか。
今回はカタルシス効果とはどのようなものか、解説します。カタルシス効果をビジネスに取り入れるのにお役立てください。

カタルシス効果とは

カタルシス効果とは、元は心理学用語で、浄化、排他を意味する言葉です。心の中に溜まった恐怖や苦痛が排出し、心の緊張が解れる状態を示します。
カタルシスはビジネス上でも使われる言葉です。ビジネス上で使用する場合、ある体験や言葉を通じて、鬱屈した感情が解放されるときという意味で使われます。ビジネスだけではなく恋愛にも活用可能です。
具体的には、今までずっと解決できずにモヤモヤしていた悩みを、解決できる体験が当てはまります。心の中にあった悩みやモヤモヤした感情を、カタルシス効果によって解消されると、SNSでの共有や拡散やファンになる顧客の獲得など、マーケティング上よい影響をもたらします。

カタルシス効果が得られる場面

カタルシス効果が得られる主な場面は、主に重い悩みや辛い気持ちが解消されたときです。映画や本に感情移入し、涙を流すほど感動することもカタルシスに当てはまります。抱えている悩みが重いほど、カタルシス効果の影響は大きくなります。
また、イライラが発散されるとき、カタルシス効果がある場合もありますが、そうではない場合があるため注意が必要です。普段怒りを溜め込みがちな人がときに、その不満を表に出すという場合には、カタルシス効果が期待できるかもしれません。
しかし、普段から怒りっぽい人が怒りをあらわにしているだけではカタルシス効果は期待できないでしょう。

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カタルシス効果のメリットとデメリット

カタルシス効果が起きると、相手との距離が一気に縮まり、相手から信頼されやすくなることがメリットです。
カタルシス効果は自分の言いにくい悩みなどを打ち明けることで、脳の快楽レベルが上がります。悩みを打ち明けると同時に一貫性の原理が働く点もポイントです。
一貫性の原理とは自分の発言や行動に、一貫性を持たせたいという心理のことです。一貫性の原理が働く結果、相手のことを好意的に捉え、契約につながる、やりとりがスムーズに進むなどの効果が期待できます。
ただし、カタルシス効果は狙って出すことが難しい側面もあります。あまりに狙いすぎると逆効果になる可能性がある点に注意が必要です。

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カタルシスがビジネスで役立つ場面

カタルシスがビジネスで役立つ場面はマーケティングや採用などの場面があります。ここではカタルシスがビジネスで役立つ場面はどのような場面か解説します。

マーケティング

カタルシスはマーケティングの場面で有効です。ある商品やサービスを通して自分のずっと悩んでいた問題を解決すると、強いカタルシスを感じます。
カタルシスを感じた結果、愛着や感謝の気持ちを強く持ち、SNSでのシェアを積極的にしてくれる、クチコミでよい評判を書き込んでくれるなどの効果が期待できます。

採用

カタルシスは採用の場面で役立ちます。採用活動での、企業のビジョンやメッセージが相手側で言語化できていない悩みだった場合、強い共感を得られるでしょう。
強い共感を得られることで、モチベーションが高い人材や優秀な人材が集まりやすくなります。

カタルシスの解放をしてもらうための方法

カタルシスの解放をしてもらうためには、以下の方法があります。
・相手に打ち明けにくいことを話してもらう
・聞き役に徹し、相手の気持ちを引き出す
・心理的安全性を確保する
これらの点を意識することで、カタルシス効果を活用しやすくなるでしょう。

相手に打ち明けにくいことを話してもらう

カタルシス効果が生じるためには、相手に打ち明けにくいことを話してもらうことが効果的です。
普段打ち明けられていない、辛い体験や感情を伝えているときには、感情の動きが大きくなり、そのような話をできる関係性ができれば、カタルシス効果が期待できます。
ただし、「言いにくいことや悩みを話してほしい」と伝えるだけで、そのような辛い話や体験は話してもらえません。次に紹介する方法などを活用すると、打ち明けてもらえる可能性が高まるでしょう。
無理に聞き出そうとするとかえって相手に反発される恐れがあります。

聞き役に徹し、相手の気持ちを引き出す

相手から打ち明けにくいことを話してもらうには、相手の聞き役に徹し、相手の気持ちを引き出すことが大切です。
このとき無闇に自分の話をすると逆効果になります。相手が話し始めたら相手の話をしっかりと聞き、内容の否定をするのは避けましょう。ときに沈黙してしまう可能性もありますが、それだけ相手にとって言いづらい内容である可能性があります。
カタルシスを生み出すためには、相手の気持ちに寄り添い、辛抱強く話を聞ける姿勢が求められます。
また、自己開示も有効な手法です。自己開示とは、自分の悩みや情報を自分から開示することです。自分の話しにくい悩みを話すことで、相手も話しやすくなる場合があります。ただし、相手が自分に関心を持っていない場合には、逆効果になる可能性があるため、自己開示のタイミングはよく考えましょう。まずは聞き役に徹し、相手の話を聞きたいと思わせてからが有効なタイミングです。

心理的安全性を確保する

カタルシスを解放してもらうためには、心理的安全性を確保する必要があります。心理的安全性とは組織内や話す相手に「自分の考えや気持ちを安心して伝えられる」と感じられる状態です。この状態になっていると、相手が安心し、率直な意見や打ち明けにくい悩みを打ち明けやすくなります。
心理的安全性が確保されていない状態では、相手が話しづらいことを話せず、カタルシス効果が得られません。相手が話しやすい状態か、心理的安全性が確保されているか確認するとよいでしょう。

下記の参考記事もご参照ください。
参考:心理的安全性で強い組織を作ろう ぬるま湯ではない良い組織の作り方を徹底解説!

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カタルシス効果を活用する注意点

カタルシス効果を活用したいと思っている場合、注意したい点がいくつかあります。これらの注意点を守らないと、相手の信頼を損ない、カタルシスの解放は期待できません。

自分の意見を言わない

相手にカタルシスの解放をしてほしいのであれば、自分の意見をいうのは好ましくありません。特に相手が話し始めたときは、自分の意見を言わずに聞き役に徹しましょう。
自分の意見、特に反対意見を伝えることで、相手は「自分の話を聞いていない」と感じ、信頼関係を損なう可能性があります。そのような状態になってしまうとカタルシス効果は得られません。

無理に聞き出そうとしない

カタルシスの解放を相手にしてもらうためには、無理に聞き出そうとしてはいけません。無理に聞き出そうとすることで、相手が心を閉ざしてしまう可能性があります。
「何か悩んでいることを教えてほしい」と伝えても、相手から信頼されてなければ相手から悩みを話されることはないでしょう。そのような場合は、相手の話を聞き、信頼関係を作ることや相手の悩みを理解することに集中する方がベターです。

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まとめ

カタルシス効果をうまく活用することで、マーケティングや採用の場面で役立ちます。相手と信頼関係を作れ、利益の向上にもつながるでしょう。カタルシス効果をビジネスに活かす場合は、相手の話をよく聞き、辛い悩みやモヤモヤした感情を吐き出してもらうことが効果的です。
ただし、カタルシス効果を取り入れようとして、安易に実践すると逆効果になるかもしれません。相手のことをよく観察し、相手の考えを丁寧に聞く我慢強さなどが求められます。
カタルシス効果をビジネスに取り入れる参考にしてください。


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HRコラム編集部

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