ニューノーマルとは?求められる変化や対応時の注意点
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2020年の新型コロナウイルス感染拡大によって、ニューノーマル時代に突入しました。ニューノーマル時代の到来によって、会社でもさまざまな対応が求められています。
今回はニューノーマル時代とはどのようなものか、どのような対応が求められるのか、解説します。この記事を参考にニューノーマルに求められるビジネスを把握し、適切な体制を整えてください。
目次
ニューノーマルとは
ニューノーマルとは、「New」と「Normal」を掛け合わせた造語です。時代によって意味合いが変わりますが、2021年現在ではポストコロナに求められる生活様式を意味して使われます。
ビジネス上で大きな変化があり、リモートワークの導入やインサイドセールスでの営業が主体になるなど、以前のビジネスのやり方をニューノーマルに合わせて変えなければ、簡単には企業の存続ができなくなってきました。
※下記の関連記事もご参照ください。
参考:ポストコロナとは?ポストコロナ時代に企業に求められる対応とは
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ニューノーマル時代のビジネスの変化
2021年のニューノーマル時代には、ビジネスのあり方が大きく変わりました。ニューノーマルの時代には、特に以下の要素が求められています。
・オンライン化
・インサイドセールス
・DX化
・ニーズや消費の変化
・事業継続性
・健康経営の重要性
次で詳しく解説します。
オンライン化
新型コロナウイルス感染拡大への対処として、対面中心のビジネスからオンラインでのやりとりが中心になりつつあります。その対応として、在宅勤務・リモートワークが導入され始めてきました。
職種や業種によっては完全なオンライン化が難しいケースもあります。しかし、そのような場合でも、できる範囲内で他者との接触を減らす仕組みづくりは重要な問題です。
インサイドセールス
インサイドセールスとは、非対面で行う営業活動の方法です。上記のオンライン化に対応するためはもちろんのこと、それ以外にも多くのメリットが発見されています。
移動時間が減り、効率的な営業活動が行えるため、少人数での会社経営が可能になり、人手不足解消にも効果的です。
DX化
DX(デジタルトランスフォーメーション)化は経済産業省によって、「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や 社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務その ものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」と定義されています。
このDX化に対応するだけではなく、DX化に対応できる人材育成を行うことも重要な取り組みです。ITに対応した人材不足が現状深刻化しており、今後IT人材の育成や人材確保の重要性が高まるでしょう。
ニーズや消費の変化
ニューノーマル時代にはニーズや消費活動の変化も起きています。
新型コロナウイルス感染拡大により、ゲームや動画・デジタルコンテンツの人気が大幅に高まりました。その反面レジャー施設やファッション業界、外食産業など、外出が必要となるビジネスの需要は落ち込んでいます。
そのため、業界問わず、オンライン化や自宅でも楽しめるコンテンツ作りが重要な課題になるでしょう。
ただし、店舗などリアルの店舗の需要がなくなるわけではありません。直接商品を手に取って試せること、直接的な体験ができることはリアルの店舗や施設だからこその強みです。リアルでできることとオンラインでカバーできることをうまく活用することが重要になるでしょう。
事業継続性
近年、企業は危機であっても、安定して事業が継続できる体制が求められています。新型コロナウイルスの感染拡大だけではなく、地震や豪雨などの自然災害によって企業の営業活動に支障が出てしまう例は少なくありませんでした。
しかし、ニューノーマル時代には、起こりうるリスクを想定し、備えておく必要があります。特に中小企業の場合、緊急事態が起きて事業活動ができなくなると、企業の存続にも影響する事態に発展しかねません。
具体的には、非常時のマニュアルの準備、連絡先のリスト作成、情報管理のクラウド化などが必要になるでしょう。従業員にも共有し、体制を整えることができれば、危機の状態でも事業活動ができ、信頼性の向上にもつながります。
健康経営の重要性
健康経営とは、従業員の心身ともに健康な状態で仕事ができるよう管理する経営です。従業員を過酷な労働環境におくブラック企業の問題が社会問題となりました。
具体的には長時間労働への対策や給与の低さ、休日日数の確保、離職率の高さ、精神疾患になる労働者が多い、パワハラやセクハラが多いなどの条件に当てはまる場合、ブラック企業だといえるでしょう。
2019年に働き方改革関連法が施行され、従業員の労働時間の適切な管理、有休の取得などが求められるようになってきました。これらに違反すると罰金の対象になる可能性もあり、健康経営を意識した労働環境の改善は企業の課題といえます。
また、リモートワークの導入が進むと、コミュニケーションが減りやすくなり、労働時間の管理や残業手当の管理が難しくなるため、これらの制度の導入で健康を損ねないような対策が必要です。
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ニューノーマル時代に対応する際の注意点
ニューノーマル時代に対応するためには、従来の制度の課題を見直し、適切な運用体制を作ることが大切です。ここではニューノーマル時代に対応する際に注意するべき点について解説します。
組織の課題に合わせて制度を導入する
組織の課題に合わせ、制度やシステムの導入をすることが大切です。ニューノーマル時代に対応するためには、リモートワークの対応などさまざまな対応が必要になります。
これらの制度を導入するだけであれば、それほど難しくありません。しかし、安易に制度だけ導入しても運用されないリスクがあり、うまく機能しないでしょう。適切な制度やシステムを導入するためには、企業の課題を分析することや、実情に合わせたツール選びが大切です。
さまざまなツールやシステムがあるため、ツール間の連携ができるかどうかも重要な要素になります。会社の現状や課題に合わせ、一貫性のあるツール選びをしましょう。
制度だけ導入して終わりにしない
ニューノーマル時代に対応するために、システムや制度を導入する企業は多いですが、導入して終わりにしないようにすることが大切です。
制度やシステムを導入するときには、導入の目的や使い方、運用時のルールを従業員にきちんと説明し、必要に応じてフォローする必要があります。
情報セキュリティ体制を整える
テレワークやリモートワークをはじめて導入する場合、情報セキュリティの強化が必要です。特にこれまでリモートワークを導入していなかった会社の場合、情報管理に慣れていない従業員がいる場合があります。
特にプライバシー情報など重要な機密情報が漏洩や損失すると、重大なトラブルに発展する可能性があるため、情報管理体制を整えなければいけません。
まとめ
新型コロナ感染拡大によってもたらされたニューノーマル時代に入ったことで、リモートワークやDX化への対応が重要になりました。また、事業継続性や健康経営の重要性が高まり、企業の課題に合わせた制度やシステムの導入が求められます。
ニューノーマル時代への対応ができるかどうかが今後の企業の存続には重要な問題です。
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