目標設定シートで成果を出すには?テンプレート選びや運用のポイント
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目標設定シートは種類が非常に多く、どのようなものを選ぶべきか迷う人事担当者の方も多いのではないでしょうか。
目標設定シートは、会社での目標管理の目的や運用方法に合わせたシート選びをすることが大切です。
ここでは目標設定シートの目的やテンプレートの例、運用時の注意点について解説します。目標管理シートでより効果を出すための参考にしてください。
目次
目標設定シートの目的
目標設定シートは、目標とそのために必要な行動を把握するためのシートです。どのようなフォームを使うかはさまざまなフレームワークがあり、会社ごとにさまざまに分かれています。
具体的なメリットは以下の通りです。
・何をするべきかわかり、行動しやすくなる
・上司や同僚が進捗状況が把握しやすくなる
・従業員のモチベーションが維持できる
これらの目標をシートに落とし込むことで、何をするべきかわかり、目標達成の可能性を高めるために重要な役割を果たします。
目標設定については以下の記事もご覧ください。
※目標設定のやり方やメリットは「目標設定」の記事を参照
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目標設定は、適切な設定の仕方が重要
目標設定は多くのメリットがありますが、その効果を最大限発揮するためには、適切な設定ができるかどうかが重要です。目標が適切であれば、モチベーションが高まり、スムーズな行動につながります。
しかし、不適切な目標の場合は、逆効果になってしまうでしょう。そのため、目標設定シートを使うことも効果的ですが、どのような目標を設定するのか、しっかりと考えて設定することが大切です。
※関連記事:目標設定
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目標設定シートのテンプレート例
目標設定シートには、いくつかのテンプレートがあります。具体的には以下のテンプレート例があります。
・マンダラート
・woopの法則
・MBO目標設定シート
・スキルマトリックス
・SMARTの法則
ここではどのようなテンプレートなのか、紹介します。
マンダラート
マンダラートは、目標設定方法の1種で、曼陀羅のようなマス目を使って、アイデアを広げる思考方法です。
3×3のマス目を使い、中心にメインテーマ、周りに連想されるテーマを記載し、次に周囲8マスのテーマを真ん中に置き、同様のことを繰り返します。
思考の整理だけではなく、発想の幅を広げたい場合におすすめのフレームワークです。
※関連記事:マンダラート
woopの法則
woopの法則はアメリカの心理学者、ガブリエル・エッティンゲンによって提唱された目標達成方法です。woopとは以下の頭文字を取ったものです。
・願望(wish):成し遂げたい目標を考える
・結果(outcome):成し遂げた結果どんな成果が得られるかを考える
・障害(obstacle):その結果を目指すのに障害になるものを考える
・計画(plan):困難や障害を乗り越える計画を考える
これらの要素をPDCAなどの手法を活用しながら、実現に向けて行動を重ねていきます。
MBO目標設定シート
MBOとは、「Management by Objectives」の頭文字を取ったもので目標によって、経営管理を行う手法です。経営学者ピーター・ドラッカーが提唱したマネジメント理論で、日本で多く導入されている手法です。
定期的に目標を上司と社員で共有し、目標達成の進捗を確認します。そのため、MBOには、目標設定シートが欠かせません。
MBOでの目標設定シートのスタイルはさまざまですが、SMARTの法則などが効果的です。SMARTは、達成できる目標設定のために必要なポイント5つの頭文字を取ってそう呼ばれています。具体的には以下の通りです。
S(Specific):誰にとってもわかりやすい
M(Measureable):結果の測定ができる
A(Achievable):実現可能性がある
R(Result Oriented):目標と関連している
T(Time setting):時間制約がある
これらの点を目標設定に取り入れることで、目標がわかりやすく、具体的になり、目標達成につながります。
スキルマトリックス
スキルマトリックスとは、作業とスキルの到達度を記入するシートです。求められる作業と欠けているスキルを把握するのに効果があります。
今欠けているスキルをどのように埋めるのか、成長までの計画を立てるようにします。
目標やそのための行動を以下のポイントで決めると、具体的で無理がない目標が立てやすくなるでしょう。
テンプレート選びのポイント
目標管理シートのテンプレートはたくさんありますが、会社の状況に合わせたシート選びが大切です。ここではテンプレート選びのポイントを紹介します。
小見出し1:目標管理シートの目的を明確にする
目標管理シートは会社によって、運用する目的が異なります。例えば以下のような目的があるでしょう。
・売上を達成させる
・業務の進捗管理をする
・社員のスキルアップを図る
・人事評価に活用する
複数の目的がある場合もありますが、目的によって適切なフォーマットが変わります。そのため、目的に沿った運用ができるかを検討することが大切です。
職種ごとに重要な項目が変わる
目標管理シートは職種ごとに重要になる項目が変わります。
たとえば、営業職であれば、成約率やアポイント数が重要ですが、事務職であればミスの数や業務効率の向上などがあるでしょう。
営業職の場合は、数字での管理が重要なため、数字を記載する場所などがあると利用しやすく、事務職などの場合は、行動の改善案など文字が多く記入できるフォーマットの方が適当など、使いやすい場合があります。
このように、重視する項目が変われば、最適なフォーマットが変わることもあるため、職種にあったシートになっているか確認するとよいでしょう。
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目標設定シート記入時の注意点
目標設定シートを記入し、成果につなげるためには、注意するべき点もあります。
ここではどのような点に注意するべきか、ポイントを解説します。
適切な目標設定が重要
目標設定シートに記載する目標は適切な目標であることが重要です。
難しすぎず、簡単すぎず、ちょうどよい難しさの目標設定ができると、目標設定の効果が高まります。
そのような目標設定のためには、上司が社員のスキルや適性を把握しているかどうかが重要です。
成果につなげるためにはフィードバックが大事
目標設定シートは一定の期間が終わるごとに振り返り、フィードバックをもらうことが大切です。
目標設定や目標に向けての進捗管理は、適切に記入できていると、目標達成に効果があるだけではなく、振り返りの質まで向上します。
従業員本人だけではなく、上司など第三者の目線でシートを見ることで、本人だけでは気づけなかった問題にも気づけるでしょう。
シートを作って終わりにしない
目標設定シートは目標を達成するために作るものですが、作って終わりになってしまうことが珍しくありません。
シートは作って終わりにせず、実際にどのように進んで進捗がどうなっているか、達成の目処が立っているのか確認することも大切です。進捗管理ができなければ、目標への行動につながらず、成果も出せません。
上司は部下の行動が目標設定シートと照らし合わせ問題なく動かせているのかどうか、確認するようにしましょう。
まとめ
目標設定シートは、会社で重視する項目や職種によって、適切なシートが変わります。そのため、会社ではどのような項目を重視するのかに合わせて適切な目標設定シートを選ぶことが大切です。
目標設定シートの運用目的を整理し、適切な目標管理をしましょう。また、目標設定シートをより活用するためには、運用体制を整えることも大切です。
目標管理シートの運用効果を高めるために、360度調査の導入もおすすめです。360調査は上司・部下・同僚など複数人からの評価を得ることで、主観が入りがちなフィードバックをより客観的で精度が高いものにするのに役立ちます。
目標管理シートで最大限に成果を高めたい人事担当者の方はこの機会にぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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