プロセスワークとは?変化への抵抗をなくそう
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「プロセスワークとは何なのだろうか」
「プロセルワークとはどのようなことを指すのだろうか」
と気になりませんか。
プロセスワークとは、仕事のみではなく人生そのものを一連のプロセスと考えて、変化が起こればその変化に意味を見出していく考え方のことを指します。
プロセスワークを行うことで、自分自身がどのような考え方に囚われているのかといった課題を見つけ出すことができます。
この記事を読めば、プロセスワークについて理解することができます。
プロセスワークについて気なっている方はぜひ、最後まで読んでいって下さい。
目次
プロセスワークとは
プロセスワークとは、アメリカの心理学者であるアーノルド・ミンデル氏が提唱した考え方です。
アメリカではプロセスワークと呼ばれる傾向にありますが、日本ではプロセス指向心理学とも呼ばれています。
プロセスワークにおいては、人事領域における仕事の在り方についてフォーカスするという方法があります。
例えば、プロセスワークでは何か問題が起こった際に「どのような問題が存在しており、どのように解決できるのだろうか」といった考え方をします。
また、パーパスなど、人それぞれが持っている使命を仕事でどう果たしていくのかといった考え方もあります。
例えば、個人の問題にフォーカスすれば、仕事だけではなく自分自身の性格的な傾向や課題を解決する手段となり得ます。
組織そのものとの会社員としての関わり方にフォーカスし、課題を発見することにもプロセスワークは役立ちます。
高い回答回収率、自動グラフ化機能による課題解決への即効性が期待できます。
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プロセスワークコーチングとは
プロセスワークコーチングとは、人や組織が抱えている問題を発見することや、可能性を発見するようなコーチングのことを指します。
プロセスワークコーチングでは、仕事において「もっとこうすればいいのに」といったことを理解・認識し、具体的に解決できるような考え方を学ぶことができます。
問題を解決し、組織がもっと活躍できるようになるにはどうすれば良いのだろうかということを考えていきます。
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プロセスワークにおけるランクとは
「プロセスワークにおけるランクとは何なのだろうか」と気になりませんか。
プロセスワークにおいては、ランクとは人間関係において影響を与える要素とされています。
具体的には、以下のようなランクがあります。
・心理的ランク
・社会的ランク
・スピリチュアルランク
それぞれについて解説します。
心理的ランク
心理的ランクとは、自分自身に対する自分の評価のことを指します。
外からは見えにくく、数値化しにくい評価です。
簡単に言えば、自分自身が自分自身のことに関して自信を持ち「自分はこれで良いんだ」と自己肯定をすることで心理的ランクは高まります。
心理的ランクの高い人ほど周囲の環境や感情などに左右されず、自分らしく様々な人と対等に付き合っていくことができます。
一方で心理的ランクが低い人は、心理的ランクの高い周囲の人に影響を受けやすく他社と対等な関係を築くことが難しくなると傾向にあります。
社会的ランク
社会的ランクとは、社会的地位などのことを指します。
単純に社会的地位だけを指すのではなく、人種や年収、職業、性別など様々なことが社会的ランクの根拠になります。
つまり、現実的な実社会において好ましいだろうと思われている属性などが社会的ランクとなります。
ただし、参加しているコミュニティによって社会的ランクの高さは変化するため、万能な考え方ではありません。
スピリチュアルランク
スピリチュアルランクとは、個人が持つ確信的な考え方を持っている人の信念の強さを表したランクです。
宗教的に何か強烈に信じるものを持っている人や、自分自身の生き方や目標に確信を持っている人がスピリチュアルランクの強い人であるといえます。
自分自身や何かから確信を得て行動を決めているため、周囲に影響されることがあまりありません。
変化の妨げになる3つのもの
プロセスワークは変革を起こすための心理学であり、何よりも変化を恐れる考え方を少しずつやわらげていく必要性があります。
プロセスワークの考え方においては、変化の妨げになる3つのものがあります。
具体的には、以下の3つです。
・一次プロセス
・二次プロセス
・エッジ
それぞれについて解説します。
一次プロセス
プロセスワークにおける一次プロセスとは、自分自身が慣れ親しんだ考え方などのことを指します。
例えば、自分自身は何者なのかといった問いや自分自身はどのような人なのかといった質問をされます。
一次プロセスでは自分自身が何をどのように考えているのか、認識できているものを確認していきます。
いわゆる自分自身が知っている自分とはどのようなものなのかという認識をして理解できている自分自身はどんなものなのかを明らかにすることが一次プロセスとなります。
つまり、自分が知っている自分自身を明白にすることです。
二次プロセス
二次プロセスでは、自分自身がほとんど認識していない自分自身を探すことになります。
一次プロセスでは慣れ親しんだ自意識の中から考え感じる状態でしたが、二次プロセスでは全く関係のない部分から明らかにしていきます。
例えば、人間関係や、身体症状などの自分自身が認識していないあまり関連性がないと思っていた事柄から新しい自分自身の一面を見るようにします。
二次プロセスでは自分自身が知っていないというよりも、無視してきた自分自身を見ることになります。
つまり、一次プロセスとは異なり、本当は自分自身がどのような人間なのかということに深く気づける可能性があります。
エッジ
エッジとはこれまで解説した一次プロセスと二次プロセスの間に存在しているものです。
自分自身が認識している自分と、そうでない自分自身の間に揺れているもので、ここに本当の自分自身を探すカギが存在しています。
エッジは過去の体験の中から浮かんでくる考え方です。
例えばあなたが親しい友人に「もっと楽しく生きてみたらどうだろうか?」と聞かれたらどう答えるかでエッジが存在している部分が分かります。
「人生は競争に勝たないといけない。だから楽しくは生きられないし無理です」と答えたらそこにエッジが存在しているということです。
一次プロセスにおいては自分自身が認識している自分、そして二次プロセスにおいては他者など縁遠い存在から見た自分自身、エッジでは最終的に自分自身の課題はどこにあるのかを知ることができるようになっています。
プロセスワークはカウンセリングにも活用されている
プロセスワークはカウンセリングにも活用されています。
プロセスワークでは、特に自分自身を本当はどのような人間なのかなどを本質的に解き明かしトラブルが起こっている根幹に気づけるためです。
自分自身の課題はどこにあるのか、どのようにすれば解決できるのかをプロセスワークは解き明かします。
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まとめ
今回は、プロセスワークについて解説させていただきました。
プロセスワークとは、個人や会社組織が抱える問題点を明らかにできるような心理学をベースとした考え方のことを指します。
自分自身が認識している自我や、他社との関係性の中で見えてくる自分自身などを知る方法となります。
プロセスワークは実行する過程で、組織や自分が変革するためにネックになっているものが何かを発見することが可能です。
プロセスワークを活用し、社員や個人の課題解決に役立てましょう。
「CBASE 360°」は、株式会社シーベースが提供するHRクラウドシステムです。経営を導く戦略人事を目指す人事向けのお役立ち情報をコラムでご紹介します。