ブレインテックとは?脳とテクノロジーの融合とビジネスでの活用方法を解説
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「ブレインテックとはどのようなことを指すのだろうか」
「ブレインテックとは何なのだろうか」
と気になりませんか。
ブレインテックは脳科学分野の知見と、テクノロジーを融合させたものです。
この記事を読めば、ブレインテックについて理解することができます。
ブレインテックについて気になっている方はぜひ、最後まで読んでいって下さい。
目次
ブレインテックとは?
ブレインテックは脳(brain)とテクノロジー(technology)を組み合わせて作られた言葉です。
ブレインテックは大きな注目を集めており、まるでSFの世界のような技術を実現する可能性があるとされています。
例えば、頭の中で考えたイメージを言葉にせず相手に伝えるといった技術のことを指します。
上記のような例は少し先の未来になる可能性がありますが、現実的には仕事中に脳波の状態を計測するといった脳がどのような反応をしているのかを実際に計測できるような状態になってきています。
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少しずつ大きくなってきたブレインテック市場
ブレインテック市場は少しずつ大きくなってきています。
日経新聞によると、2024年にブレインテック市場は5兆円規模の産業となると予測されています。
参考:日経新聞 脳科学、24年に5兆円市場
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO78938400U2A100C2TB2000/
市場規模のうち、8割程度が医療関係で、自動車などの非医療関係が2割となると予測されています。
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ブレインテックで果たされる人事上の課題解決
「ブレインテックでどのような人事上の課題が解決されるのだろうか」と気になりませんか。
ブレインテックが発達することで、以下のような課題が解決される可能性があります。
・仕事の属人化からの解放
・採用基準の数値化と透明化
・労働者の頭脳状態の把握
・人材育成への有効活用
それぞれについて解説します。
仕事の属人化からの解放
ブレインテックが発達することによって、仕事の属人化からの解放がなされる可能性があります。
なぜなら、ブレインテックが発達すれば社員が考えた仕事上のアイデアなどが共有しやすくなるためです。
これまで特定の社員にしかできなかった仕事や、仕事を抱え込んでブラックボックス化してしまっている部署の存在が仕事を属人化させてしまっていました。
しかし、ブレインテックなどで脳の中の情報を素早く情報共有する技術があれば、毎日社員が行った仕事をしっかりと見える状態にすることが可能です。
採用基準の数値化と透明化
ブレインテックが発達することによって、採用基準の数値化と透明化を推進することができます。
なぜなら、ブレインテックでは脳の状態を見て採用担当者の採用基準などを見ることが出来るためです。
例えば、日本企業が人材を採用する基準の1つは「人柄」というあいまいな部分が大きなウェイトを占めています。
採用の決め手として重要な「人柄」ですが、採用担当者によってどのような人材が本当に会社にとって役立つのかという視点は抜け落ちています。
しかし、ブレインテックが発達して採用担当者が採用した人材を面接していたときの脳の状態に共通点があれば数値化することが可能となります。
面接は人間同士の相性の問題もあり、数値化が難しい部分もありましたが、ブレインテックが発達すれば良い人材を採用する基準を明確化できます。
労働者の頭脳状態の把握
ブレインテックが発達することによって、労働者の頭脳状態の把握をすることが可能です。
労働者がどのような仕事をしているとき、どのような脳の動きをしているのかを把握できるため、適正のある部署への配属などに役立つ可能性があります。
例えば、採用時から仕事をローテーションしていき、脳の状態を計測していけば、どの仕事をしているときに最も脳が働いているかなどを把握することができます。
また、仮にブレインテックが発達すれば自己分析など労働者が自分自身の適性を知りたいと考えたときにも役立ちます。
人材育成への有効活用
ブレインテックは人材育成への有効活用ができます。
なぜなら、人材育成で最も重要な「興味が本当にあるのかどうか」を把握できる可能性があるためです。
例えば、会社側が身に着けて欲しい技術や知識があり、社員に提供したとしても興味がなければ効果は薄くなります。
社員がしっかりと会社の示す方向性についてこれるのかといったことを確認することにも役立ちます。
ブレインテックで想定される企業側のリスク
ブレインテックで想定される企業側のリスクは、以下の通りです。
・脳内の情報が盗まれるなど、セキュリティリスク
・人格尊重の問題
・人員削減リスク
それぞれについて解説します。
脳内の情報が盗まれるなど、セキュリティリスク
ブレインテックが発達すると、脳内の情報が盗まれてしまうと深刻な個人情報漏洩につながります。
そのため、セキュリティリスクはこれまで以上に高くなる可能性があります。
情報を盗まれて悪用されないようにセキュリティ面を含めた運用が重要です。
人格尊重の問題
ブレインテックは脳波を計測するなど、個人の見られたくない内面状態を見ることも可能な技術です。
そのため、ブレインテック技術を使いたくない人は対象から外すなど、人格尊重の問題が出てきます。
労働者の脳の状態を見られることは人権問題にもつながりかねない問題です。
人員削減リスク
ブレインテックが発達することによって起きる大きなリスクとして、人事部員の人員削減リスクがあります。
なぜなら、業務が効率化すればするほど、人員が減らされていくためです。
人事部の業務が効率化されると人事部員が減らされていくという存続の問題に突き当たります。
例えばある意味ではブラックボックスで許されたような業務などもブレインテックが発達すれば透明化されてしまうでしょう。
管理ではなく利益を生み出せる存在へのステップアップが絶対に重要となります。
ブレインテックで新しい人事体制を考えよう
ブレインテックで新しい人事体制を考えてみましょう。
まだ現段階ではほとんど導入されていない技術ですが、あっという間に実装される可能性があります。
例えば、人事部が現在パソコンで行っている給与計算なども、何十年前にはそろばんなどを叩いて手計算をしていたのです。
いまはITが発達したため、給与計算なども早く正確に行えるようになりましたし、銀行振り込みもインターネットバンキングの発達で即座に行えるようになりました。
このように少し先の未来には面接業務などもAIが行うようになるかもしれません。
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ブレインテックのまとめ
今回は、ブレインテックについて解説させて頂きました。
ブレインテックとは脳(brain)とテクノロジー(technology)を組み合わせた言葉です。
脳波を計測するなどしてより仕事の質や睡眠の質を高める手助けをしてくれる技術であり、近未来では考えたことを他人に言葉なしで伝えることが可能になるようなSFのような可能性も秘めている技術だとされています。
ブレインテック市場は2024年には医療分野をメインとして5兆円産業となるとされています。
ブレインテックが発達することによって、以下のような課題が解決される可能性があります。
・仕事の属人化からの解放
・採用基準の数値化と透明化
・労働者の頭脳状態の把握
・人材育成への有効活用
また、リスクは以下の通りです。
・脳内の情報が盗まれるなど、セキュリティリスク
・人格尊重の問題
・人員削減リスク
ブレインテック技術の発展を考えつつ、人事の仕事体制を考えてみましょう。
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