タイムマシン経営とは?海外流行後のビジネスを日本で起こそう
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「タイムマシン経営という言葉を聞いたけれど、どのような意味なのだろうか」
「タイムマシン経営とはどのような経営の進め方や考え方を指しているのだろうか」
と気になりませんか。
タイムマシン経営とは、日本以外の国で過去に流行したビジネスを日本で展開することを指すだけではなく、日本で流行したビジネスを海外で展開することも指します。
タイムマシン経営を行うことにより、すでに海外で成功したビジネスモデルを取り込めるという大きなメリットを得られます。
この記事を読めば、タイムマシン経営について理解することができます。
タイムマシン経営について気になっている方はぜひ、最後まで読んでいって下さい。
目次
タイムマシン経営とは
タイムマシン経営とは、過去に外国で流行したビジネスを日本に時間遅れで展開することを指しています。
タイムマシン経営という言葉を使ったのはソフトバンクの孫正義氏だと言われています。
ただし、日経新聞ではタイムマシン経営についての報道がされており、タイムマシン経営が徐々に通用しなくなっているという事例も紹介されています。
参考:日経新聞 さよならタイムマシン経営
ヤフーの”親離れ”が映す日本ネット業界の岐路
https://www.nikkei.com/article/DGXNASDD0109K_R00C12A2000000/
海外で流行したビジネスを日本で再現することによって、すでに完成されたビジネスモデルを活用できるというメリットがあります。
海外と日本のビジネスの時間差で儲けを出せるということです。
また、日本で成功したビジネスを海外で展開して成功することもタイムマシン経営といえます。
国外で流行したビジネスを他の国で展開することもタイムマシン経営と考えると、適用される事例が多いということになります。
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タイムマシン経営が注目される理由
タイムマシン経営が注目される理由には、日本のビジネスモデルがすでに古くなりつつあるという状況があります。
日本は製造業が多い国である一方で、海外の先進国ではIT関連の企業が業績を伸ばしている状態です。
IT分野に関しては海外が日本より先行している部分があるため、IT分野に関してはタイムマシン経営を実践することで利益を得られる可能性があります。
ただし、日本と海外のIT事業を取り巻く環境が変化しているためいつまでタイムマシン経営が有効かは分かりません。
日本は製造業で優れた実績を残していますが、海外では日本の技術を参考にした自動車メーカーなどが誕生しており、タイムマシン経営が盛んに実践されているともいえる状態です。
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逆タイムマシン経営とは
タイムマシン経営とは反対の逆タイムマシン経営という考え方があります。
逆タイムマシン経営とは、大学教授の楠木 建氏が提唱した経営論です。
逆タイムマシン経営論は近い過去に流行したビジネスなどを再度掘り起こして起業に活用するという考え方があります。
参考:日経ビジネス 面白くて笑えるのが「逆・タイムマシン経営論」の醍醐味
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00087/102300107/
逆タイムマシン経営においては過去の事例を学ぶことでいまのビジネスを考えるという特徴があります。
日本のビジネスシーンにおける過去を知ることによって、現代からは考えられないような状況だったということがあります。
過去を学び、現代のビジネスの在り方から新しいビジネスを考える手法です。
また、現在はインターネットの発達によって過去の文献などに手軽にアクセスできる時代になっているため、有益な情報にたどり着ける可能性が高くなっています。
非常に面白い考え方であり、タイムマシン経営論の海外の発展したビジネスから学ぶという発想と、逆タイムマシン経営論の過去から学ぶという考え方の両方を知ることで良いビジネスを考えることができる可能性があります。
タイムマシン経営の事例
「タイムマシン経営の事例にはどのようなものがあるのだろうか」と気になりませんか。
タイムマシン経営の事例として、以下の企業があります。
・ソフトバンク株式会社
・株式会社ロッテ
それぞれについて解説します。
ソフトバンク株式会社
ソフトバンク株式会社はタイムマシン経営の提唱者である孫正義氏が経営する企業です。
特にタイムマシン経営を実践したことで有名な事業として、Yahoo!の展開などがあります。
また、日本で最初にスマートフォンのiPhoneを導入したのもソフトバンクでした。
海外で流行しているビジネスを日本に誰よりも早く導入することによって、タイムマシン経営は成功するというお手本を見せたのはソフトバンクです。
主にアメリカで流行したビジネスは日本でも流行するという例を見せていました。
株式会社ロッテ
株式会社ロッテはタイムマシン経営を実践した企業です。
日本でガムなどのお菓子を製造販売している株式会社ロッテは、日本で成功した事業を韓国に持ち込みます。
韓国で販売したお菓子がヒットし、韓国でも日本並みの知名度を誇る食品メーカーへと成長します。
日本での成功を海外に持ち込み、ヒットさせる手法はまさにタイムマシン経営だと言われています。
タイムマシン経営は中国からの場合もある
タイムマシン経営は、アメリカで流行後のビジネスを取り込む例も多かったのですが、中国の流行後ビジネスを取りこむことも多くなりました。
中国が経済発展をしており、世界の工場から世界の消費地となってきたためです。
かつては日本企業の工場などが中国に進出していましたが、現在は中国の企業が主体的にビジネスを生み出しています。
タイムマシン経営は、イメージ的にアメリカなどのビジネスモデルを持ち込むことが多いというイメージがありますが、中国も研究対象となっています。
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タイムマシン経営を理解し、経営に活かそう
タイムマシン経営を理解し、経営に活かしてみましょう。
なぜなら、タイムマシン経営を実践することで、すでに他の企業が行ったビジネスモデルを持ち込むだけで成功できる可能性があるためです。
また、単純にビジネスモデルなどの話だけではなく、海外においてどのような商品が流行しているのかを把握することは重要です。
日本国内のことだけを見て仕事を行う状態と海外を意識して仕事をする状態では発想が変わってくることもあるためです。
タイムマシン経営についてぜひ、深く考えてみましょう。
まとめ
今回は、タイムマシン経営について解説させて頂きました。
タイムマシン経営とは、海外で流行したビジネスを日本国内に持ち込むことで成功する経営のことを指します。
また、日本で成功したビジネスモデルを海外で展開して成功するケースもタイムマシン経営と呼ばれることがあります。
どちらも過去海外で流行したビジネスを他の国で展開することにより時間差で成功するという特徴があります。
ソフトバンク社の社長である孫正義氏が提唱したと言われています。
タイムマシン経営とは反対の考え方の経営論に、逆タイムマシン経営と呼ばれる経営論があります。
タイムマシン経営が他の国で流行したビジネスを国内で展開するといったことであるのに対して、逆タイムマシン経営においては国内で過去に流行したビジネスを研究して再度復活させるという手法を説いています。
どちらもとても重要な考えたであるといえます。
タイムマシン経営を実践することによって、視野が広がるだけではなく、大きく収益を伸ばすきっかけになることもあり得ます。
タイムマシン経営について学び、ぜひ実践してみましょう。
「CBASE 360°」は、株式会社シーベースが提供するHRクラウドシステムです。経営を導く戦略人事を目指す人事向けのお役立ち情報をコラムでご紹介します。