オフサイトミーティングとは?失敗の理由と成功のポイント
⇒【マンガでわかる】「360度評価」のメリットやデメリット、失敗しないための導入方法が詳しく学べる資料を1分でダウンロード
オフサイトミーティングは自由な意見交換を促し、新しいアイデアを生み出すことを目的に開催されます。しかし、失敗するケースもあり、オフサイトミーティングを成功させるためには、事前の準備が欠かせません。
今回はオフサイトミーティングのメリットやデメリット、失敗しない開催のポイントについて解説します。オフサイトミーティングを開催する際にお役立てください。
目次
オフサイトミーティングとは
オフサイトミーティングとは、普段の職場や現場から離れた場所で行うミーティングのことです。海などが見える会議室やなど、普段とは異なる環境でミーティングをすることで、普段は生まれないような発想が生まれることを目的に行います。
「リラックスできる環境で、自由に話し合いをする」というニュアンスが含まれていることが多いでしょう。役職や肩書きに関係なく、対等な関係で話し合いを行うことも大きな違いです。普段着などリラックスできる服装で参加できる場合もあります。
逆に、問題解決や情報共有など、通常の会議で行われるようなテーマでは、オフサイトミーティングは行われません。新型コロナウイルスの感染拡大により、オンラインで行う場合もあります。
高い回答回収率、自動グラフ化機能による課題解決への即効性が期待できます。
- 目的に合わせたセミオーダーメイド設計
- 専任スタッフのサポートでとにかくカンタン手間いらず!
- 企業の持続的成長を目的とした改善サイクルを実現
オフサイトミーティングのメリット
オフサイトミーティングを行う具体的なメリットとしては、以下のものがあります。
・チームの関係性が強化できる
・話し合いに集中しやすい
・新しい発想が生まれる可能性がある
オフサイトミーティングは役職や肩書きに関係なく、自由な話ができるため、チーム同士で本音の共有ができ、チームワークの強化が期待できます。
オフサイトミーティングではオフィス内と異なり、電話対応などで会議を中断する、離れるような社員がいないため、会議に集中しやすい点がメリットです。
普段の環境とは異なる環境で、話し合いができるため、今までになかった新しい解決策が生まれる可能性もあります。
⇒初めての360度評価導入でも安心!専任担当のサポートでカンタン導入・運用~改善も手間いらず。
オフサイトミーティングのデメリット
オフサイトミーティングはメリットばかりではなく、デメリットもあります。具体的には以下の点です。
・コストがかかる
・参加者の負担が大きい
・コストに対して十分なリターンがない可能性がある
オフサイトミーティングは会場費や参加者の交通費などの費用がかかります。また、参加者側は移動するための時間や業務量の調整が求められるため、参加者の負担がある点もデメリットです。
これらの時間や負担に対して、十分なリターンが得られない可能性もあります。普段と同じような進行をし、普段と同じような会議をするだけでは、意味がありません。負担やコストばかりかかってしまい、デメリットが大きくなってしまいます。
オフサイトミーティングを実施する際には、場所を変えることで、適切なリターンが得られるよう準備しなければいけません。
オフサイトミーティングが失敗する理由
「場所を変えただけ」のオフサイトミーティングは失敗しがちで、開催には十分な準備が必要です。失敗してしまう主な理由は以下のものがあります。
・参加者が思うように意見を言わない
・意見が多くなりすぎて、話がまとまらない
・世間話で終わってしまう
・否定意見が多く、決定できることがない
このような事態になってしまうと、オフサイトミーティングは失敗に終わってしまいます。そのような事態を回避するためには、事前準備が大切です。
オフサイトミーティングを成功させるには
オフサイトミーティングを成功させるためには、以下の準備を整えることが大切です。
・目的やテーマを決める
・場所や進行計画を立てる
・意見はアイデア出しを重視する
・進行役を決め、ある程度のメリハリをつける
・自由な話し合いができる環境づくり
・アンケートやフィードバックをもらう
・アクションプランに落とし込む
自由な話し合いで成果を出すためには、事前にしっかりと準備をする必要があります。次で具体的なやり方について解説します。
目的やテーマを決める
オフサイトミーティングは事前に目的やテーマを定め、参加者に周知することが大切です。
目的やテーマは、普段の会議で話し合うようなテーマではなく、「このチームで実現したい未来の姿とは?」など、参加者の立場に関係なく、自由に話し合うテーマがよいでしょう。
リゾート地での開催のような場合、休暇として捉える社員がいる場合もあります。リラックスして話すことは大事ですが、あくまで仕事であることは伝える必要があります。
場所や進行計画を立てる
オフサイトミーティングを実施する際には、場所や進行計画をしっかり立てましょう。特に、自由な話し合いであっても、時間設定をし、時間を過剰にすぎてしまわないようにすることが大切です。
自由な話し合いを重視するため、絶対厳守というわけではありませんが、時間設定をしていなければ、収集がつかない場合があります。
参加者が自由に話し合いできるよう、多くても10人程度の集まりになるように調整しましょう。役職や年齢、部署など多様な立場のメンバーを集めることが大切です。
オフサイトミーティングの場所を決める際には、会場のアクセスのしやすさや設備についても確認します。
意見はアイデア出しを重視する
オフサイトミーティングでは、問題の解決など、結論を急ぐのではなく、幅広い視点で考えられるよう、アイデア出しを重視しましょう。
実現可能性にとらわれることなく、奇抜と思えるアイデアでも、一旦受け入れることが大切です。
進行役を決め、ある程度のメリハリをつける
オフサイトミーティングでは、進行役(ファシリテーター役)の配置をし、会議がスムーズに進むよう配慮しましょう。
ファシリテーターがいることで、話し合いの話題がズレてしまうことを避け、話をうまく広げつつ、適切な合意形成をするうえでの助けになります。また、会話が少ない社員に対して、発言を促すことで、全員から意見を聞くうえでも効果的です。
オンラインで開催する際には、発言がない社員が出やすいため、会話を促せるようアプローチしましょう。
参考記事:ファシリテーターとは?仕事で導入するメリットや向き不向き
自由な話し合いができる環境づくり
オフサイトミーティングでは役職や肩書きに囚われず、発言しやすい環境づくりが大切です。対等だと話をしていても、「評価に影響しないか不安」「多くの人がいる中での発言が苦手」「発言力が大きい人がおり、発言しにくい」などの理由で、思うように発言しない社員がいるケースもあります。
否定的な発言が多い場では、「自分の意見が否定されるかもしれない」と不安になり、思うように発言しにくくなるでしょう。否定意見自体が悪いことではありませんが、必要以上に多いと、自由な話し合いを阻害してしまいます。
心理的安全性を確保し、話し合いしやすい環境づくりが大切です。参加者の緊張が緩和するよう、アイスブレイクを設ける、会議後には懇親会を開くなども効果があります。
参考記事:心理的安全性で強い組織を作ろう ぬるま湯ではない良い組織の作り方を徹底解説!
アンケートやフィードバックをもらう
オフサイトミーティング開催後はアンケートやフィードバックをもらいましょう。参加者の満足度や、会議の進め方、場所についてなど意見を集めることで、次回開催時により質が高いオフサイトミーティングができます。
アクションプランに落とし込む
オフサイトミーティングでの話し合いは、話をまとめ、具体的なアクションプランに落とし込むことが大切です。
オフサイトミーティングでは自由な話し合いが行われることが大事ですが、結論が出なければ、その後の行動につながりません。
⇒万全のセキュリティ・専任担当者の徹底サポートで担当者の負担軽減!年間80万人以上が利用、顧客満足度91.1%の「CBASE 360°」
まとめ
オフサイトミーティングは自由な話し合いをし、これまでにないアイデアを生み出したい場合に行われます。しかし、開催には時間と労力が必要で、やみくもに開催すると、参加しただけで意味がない会議になる可能性があるため、事前準備が大切です。
今回の記事を参考に、失敗しないオフサイトミーティングを開催しましょう。
「CBASE 360°」は、株式会社シーベースが提供するHRクラウドシステムです。経営を導く戦略人事を目指す人事向けのお役立ち情報をコラムでご紹介します。