HRMとは?人的資源をフル活用しよう!
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「HRMという言葉を聞いたのだが、どのような意味なのだろうか」
「HRMとは何を指しているのだろうか」
と気になりませんか。
HRMは主に人事部門がこれまで行ってきた仕事全般に似たマネジメント手法のことを指しています。
この記事を読めば、HRMについて理解することができます。
HRMについて気になっている方はぜひ、最後まで読んでいって下さい。
目次
HRMとは
HRMとは、Human Resource Managementの略語であり、HRマネジメントとも呼ばれています。
直訳すると人的資源管理となり、経営上重要な資産であるヒトの管理をすることを指します。
従来から人事部門が行ってきた人材の育成や管理などの手法を改善するマネジメントとしており、人材という貴重な資源であるヒトを成長させるためのマネジメント手法です。
重要な経営戦略を達成するために人材を採用し、教育や配置、等級付けを行うなどして成長させる重要なマネジメントです。
また、人事部門だけがHRMの考え方を持つのではなく、会社全体でHRMの考え方を持つことも重要視されています。
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HRMが重要視される社会的な背景
「なぜHRMが重要視されるようになったのだろうか」と気になりませんか。
HRMが重要視される社会的な背景として、以下があります。
・社員の価値観の多様化
・人事も経営戦略を担う存在になった
・優秀な人材を採用することが難しくなった
それぞれについて解説します。
社員の価値観の多様化
HRMが重要視されるようになった社会的な背景として、社員の価値観が多様化したという理由があります。
終身雇用が崩壊し、社員の転職が当たり前になった時代では1社にずっと在籍するという価値が低いためです。
従業員と会社の関係性においては過去のような古い人事施策ではなく、社員が成長し、適切な部署で能力を発揮できるようにタレントマネジメント的な考え方も重要視されています。
しっかりとHRMが機能しない企業においては、離職率が高まるなど様々な経営ダメージが予測されます。
人事も経営戦略を担う存在になった
HRMが重要視される理由として、人事も経営戦略を担う存在になったという理由があります。
なぜなら、これまで人事部門は経営者の考える改革に苦言を呈して訴訟を回避するような改革のストッパー的な部分があり、どちらかというと出来ない言い訳を考える部門と化していたためです。
どちらかといえば経営からは独立してしまったブラックボックスのような存在であり、外からは何をしているか分からないが成立している部署となっていました。
しかし、これからは人事も戦略を成り立たせるために人事もHRMを通して他の事業部と一緒になって会社の成長に貢献していく必要性があります。
人事部門が経営戦略に加わり、さらに従業員がHRMに関わるようになることにより会社全体で人材をフォローすることが可能になります。
優秀な人材を採用することが難しくなった
HRMが注目される背景には優秀な人材を採用することが難しくなったという理由があります。
なぜなら、HRMが浸透していない企業では成長ができないため、優秀な人材が敬遠する傾向にあるためです。
優秀な人材ほど自分を成長させてくれるだけではなく能力を活かせる会社を求めています。
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HRMを推進するメリット
「HRMを推進するメリットにはどのようなメリットがあるの」と気になりませんか。
HRMを推進して組織に浸透させるメリットは以下の通りです。
・長く運用することでデータ蓄積が可能
・長期目線でしっかりと課題解決に取り組むことができる
・生産性向上
それぞれについて解説します。
長く運用することでデータ蓄積が可能
HRMの考え方を持ち人材育成や採用などを行うことで、データを蓄積することが可能になります。
なぜなら、HRMは従来の人事部門が行っていた業務をさらに可視化することを目的としているためです。
全社的に取り組むことで膨大なデータを蓄積することができます。
蓄積されたデータは人材採用やタレントマネジメントなどに活用可能です。
長期目線でしっかりと課題解決に取り組むことができる
HRMの考え方をもって全社的に人材育成などに関わることにより、長期目線で人材に関する課題を解決することができます。
なぜなら、これまで人事部門だけが悩んでいた問題に対して他の事業部も関わることが可能なためです。
例えば採用が上手くいかないといった課題であれば採用ターゲットの間口を広げてみるなど、現場と協力することで解決の糸口が見えます。
生産性向上
HRMの考え方が組織全体に浸透すれば、生産性が向上します。
なぜなら、ヒトに関する課題解決を全社で考えるためです。
これまでの取組において人事部門だけではどうしても解決できなかった生産性の問題も現場と連携し意見を柔軟に取り入れることで解決することがあります。
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HRMを推進するデメリット
「HRMを推進することによるデメリットはどのようなものなのだろうか」と気になりませんか。
HRMを推進して浸透することによるデメリットは以下の通りです。
・成果が出るまでに時間がかかる
・ゴール設定を誤ると求めていた成果が出ない
それぞれについて解説します。
成果が出るまでに時間がかかる
HRMを推進しても成果が出るまでに時間がかかります。
なぜなら、人事上の課題となる長時間労働問題や人材育成、採用の問題は実行後の検証を行い過去と比較する必要性があるためです。
例えばこれまで紙媒体でのみ採用活動をしていた企業がインターネット媒体で採用活動を開始したとして、どれくらい効果が出るのかはやってみて検証する必要性があります。
人材育成に関する施策も、新しい研修を導入して本人が理解して実行するまでには時間がかかります。
長時間労働の問題にしても基本給が低く生活残業などがある場合、無理やり残業をなくしても社員が労働組合に「生活できない」とSOSを出してしまう可能性もあります。
長い目で見て判断する必要性があるでしょう。
ゴール設定を誤ると求めていた成果が出ない
HRMに関しては必ずゴール設定を適切に定める必要性があります。
なぜなら、課題ごとに適切なゴールがなければ成果を明確にできないためです。
例えば転職する若手を減らすためにタレントマネジメント制度を拡充させ、本人の希望で人事異動先を選べる制度を導入しても、それで本当に離職率が下がるかどうかは分かりません。
離職率を減らしたいのか、本人のモチベーションをアップさせ労働生産性をアップさせたいのかなど1つの行動の先に様々なゴールがあります。
離職率を下げたいだけなら1か月の特別休暇制度を制定するなど他にもやり方はたくさんあります。
目的を見失わないようにしましょう。
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HRMを実践する企業事例
「どのような企業がHRMを実践しているのだろうか」と気になりませんか。
HRMを実践する企業は以下の通りです。
・日産自動車
・GE
それぞれについて解説します。
日産自動車
日産自動車はグローバルタレントマジメントを導入しています。
参考:日産自動車 日本タレントマネジメントの取組より
https://www.niad.ac.jp/n_kenkyukai/data/no13_290310_shiryou01.pdf
日本人以外の優秀な人材がポストについており、日本人のビジネスリーダーを育てる必要性があり制度を導入したということです。
40代でビジネスリーダーにつけるような制度であり、若くとも優秀な人材を育てることを目指しているとのことです。
GE
GE(ゼネラルエレクトリック)は世界的な企業であり、等級をつけるタイプの9ブロックと呼ばれる人事評価制度を廃止しています。
評価をつけることは人材を育成するために行っているという考え方をベースにして企業の理念と社員の行動を一致させる仕組みを構築しています。
人事評価制度の在り方を見直すことは重要です。
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まとめ
今回は、HRMについて解説させて頂きました。
HRMとは人的資源管理のことを指しています。
重要な点は人事部門のみがHRMを推進するのではなく全社的にHRMの考え方を持つことです。
「CBASE 360°」は、株式会社シーベースが提供するHRクラウドシステムです。経営を導く戦略人事を目指す人事向けのお役立ち情報をコラムでご紹介します。