特性理論とは?リーダーの素質や特徴をわかりやすく解説
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「特性理論とはどのような理論なのだろうか」
「特性理論について詳しく知りたい」
と気になっていませんか。
特性理論は優れたリーダーの特徴は先天的に決まっており、生まれ持った素質によって成り立っているという理論です。
様々なリーダー論がある現代では考えられないような古い考え方ですが、学ぶことで現代の経営に活かすことが可能です。
この記事を読めば、特性理論について知ることができます。
特性理論について気になっている方はぜひ、最後まで読んでいって下さい。
特性理論とは?
特性理論とは、優秀なリーダーが共通して保有している資質などについて論じたものを指します。
特性理論は古くから存在する理論であり、プラトンの国家論やマキャベリの君主論などとも似た点があります。
いずれにせよ優秀なリーダーが兼ね備えている共通点を見出そうとしており、特性理論において優秀なリーダーは生まれつきリーダーシップを身に着けているという前提からスタートしています。
つまり、優秀なリーダーは後で育成によって作ることは難しく、生まれながら優秀な人を見つけるしかないという理論が特性理論であるといえます。
前提として生まれ持った資質が重要視されているのが特性理論だと考えてください。
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特性理論とリーダーシップ
特性理論とリーダーシップにおいて、特性理論ではリーダーシップは先天性のものであり、リーダーシップのある人は生まれながらにリーダーになるべくしてなる人だという理論が語られています。
現代ではリーダーシップの有無はその人の生来の素質によらないとされてます。
しかし、特性理論の考え方を知ることでより現代のリーダーシップを深く理解することが可能です。
古くは生まれつきのものとされていたものが、現代では育成が可能だということですから、大きな変化があります。
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特性理論と行動理論
特性理論の後に登場した理論として、行動理論という理論があります。
特性理論とは反対に考え方に立ったのが行動理論です。
特性理論はリーダーシップのある人物の身体的な特徴や、性格といった先天的な生まれつきの性質により優秀なリーダーは決定されるという考え方を持っていました。
一方で行動理論においては、優秀なリーダーは具体的にどのような行動をしたのかによってリーダーシップがあるかどうかを判別するという理論です。
つまり、特性理論は生まれ持った才能が全てであるという考え方をしているのに対して、行動理論では後天的な行動という要素から優秀なリーダーを判別することができるという考え方ということです。
対照的な考え方であり、特性理論では説明し尽くせなかったリーダーシップを捉えています。
特性理論におけるリーダーシップの欠点とは
特性理論におけるリーダーシップ判定の欠点は先天性的にリーダーシップを持った人材が決まってしまうため、そもそも当てはまる人材を探すことが困難になる点があります。
特性理論の中で優秀なリーダーを探すことは難易度が高いと言えるでしょう。
また、特性理論において優秀なリーダーとなる人材像があまりにも抽象的であり、具体的な能力測定などが不可能なことも再現性を下げます。
しかも、個人が保有するリーダーらしいと言われる特性を保有している人材に本当にリーダーシップがあるのかどうかを判定することも難易度が高いのです。
応用が利きにくい理論であり1900年から1940年までは特性理論が伝えられてきましたが、1940年以降は行動理論や倫理型のリーダーシップ理論が登場するなどして変遷していきます。
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リーダーシップを持つ人の特徴
「リーダーシップを持つ人の特徴として、どのような特徴があるのだろうか」と気になりませんか。
特性理論では先天的にリーダーシップがある人物の持っている特性を伝えていました。
特性理論においてリーダーシップを持つ人の特徴として、以下の特徴があります。
・動機が優れている
・行動力
・根気がある
・責任感がある
・自信がある
それぞれについて解説します。
動機が優れている
特性理論においては他の人よりも抜きんでて物事を行う動機が優れている人にリーダーシップがあるとしていました。
リーダーシップに優れる人は内発的に動機があり、優れているとされたのでしょう。
自ら進んで物事を行うことが重要ということです。
行動力
特性理論においてリーダーシップのある人材とは、行動力があるとされています。
行動力には他の人を導いていくような現代のリーダーシップ論にも存在するような求心力なども含まれています。
どのような状況でもその場に最も適した選択を行い、集団を導き、自ら率先して困難な状況でも諦めずに行動をしていきます。
根気がある
特性理論では根気があることもリーダーシップのある人材の特性とされています。
忍耐力があり、困難な状況であっても仕事を投げ出さずに最後までやり抜く力を指しており、現代のリーダーにも求められることであると言えます。
また、根気があるだけではなく、粘り強く目標を達成するために行動を続けることができる達成思考も現代のリーダーに求められる資質にも共通点があります。
責任感がある
特性理論においてはリーダーシップのある人材は、責任感があり、とても強いとされています。
困難な状況に陥ったとしても、責任感を持って最後までやり抜くことがリーダーには求められます。
また、仮に失敗をしたとしても最後まで仕事を行い、責任を取ることも重要です。
特性理論では先天的に兼ね備えられた特性という考え方になっていますが、現代のリーダーにも求められる資質ではあります。
自信がある
特性理論において、リーダーシップがあるとされる人物は自信がある人物であるということです。
仕事において自信を持っていることはとても重要なことであり、自信がなければ難しい仕事をこなすことは困難となります。
特性理論では先天的に兼ね備えられた特性という考え方ですが、現代のリーダーにも求められるリーダーの素質です。
特性理論のまとめ
今回は、特性理論について解説させて頂きました。
特性理論とは、優秀なリーダーは先天的な素質によって生まれながらに持った素質によって決まっているという理論です。
現代社会のリーダーシップ論では、先天的な素質によってリーダーは決定されるのではなく仕事上の役割や行動によって決まるとされているため、古い理論であると言えます。
リーダーシップ論については行動理論があり、のちにリーダーを決めるのは行動であるという説が表れています。
特性理論は確かに現代社会、近代経営において古い理論ではありますが、学ぶことによってリーダーシップ論の変遷を知り、現代の経営に活かせる要素があります。
なんとなくリーダーを決めるのではなく、理論をもって会社を引っ張るリーダーを決めるためにはリーダーシップ論をしっかりと知る必要性があるためです。
特性理論においてリーダーシップには以下のような要素がありました。
・動機が優れている
・行動力
・根気がある
・責任感がある
・自信がある
特性理論におけるリーダーシップのある人材の特性に関しては、実は現代のリーダーに求められる素質や行動に近しいものがあります。
しかし、中身が大きくことなっており、リーダーに重要なことは役割や行動であるといった様々な要素が加わっています。
特性理論について知り、リーダーシップ理論の歴史を知りましょう。
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