社内アンケートで本音が聞きたい!①~最適なアンケート形式~
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働き方改革が進む昨今、職場環境の改善に取り組まれている方も多いのではないかと思います。
「職場環境を改善する」には従業員の生の声を聞く必要があります。そこで実施されるのが社内アンケート。
社内アンケートで、まず大切なのは、いかに質の高い回答(本音)をできるだけ多く集められるかです。
今回は本音(従業員心理や現場で起こっている課題)を多く集めるために最適なアンケート形式をご紹介します。
目次
クローズドアンケートとは
クローズドアンケートとは一般には公開せず、属性をもとにあらかじめ絞られている対象者に限定して行うアンケート形式をさします。
メリット
・回答者の属性情報が取れる
・個人が特定されるため心理的に責任感が生まれ、回答率があがりやすい
・回答状況の把握、回答促進が容易
回答者の属性情報が取れるため、アンケートで問題が浮かび上がった場合には、打ち手施作に活用することが可能です。
デメリット
・個人が特定されるため、職場環境や評価への影響などを恐れ、本音が聞き出しにくい
・回答データの取り扱いに注意が必要
個人が特定されるデータとなるため、実施前に閲覧権限範囲を取り決めておく必要があります。
- 〇組織診断を軸に改善サイクルを構造化して提供
- 〇組織の課題を把握しやすい診断レポート
- 〇全社集計のほかセグメント別結果、設問別結果も可視化
- 〇アンケートはURLを送るだけで手間いらず!
オープンアンケートとは
オープンアンケートとは一般に公開し、誰でも回答できるようにした不特定多数の対象者に対して行うアンケート形式をさします。
メリット
・クローズドアンケートに比べ、個人の特定につながらないため回答内容への抵抗が薄い
本音の回答が得られやすいアンケート形式です。
デメリット
・集計人数が少ないと匿名とはいえ個人の特定につながる可能性がある
・個人が特定できない
責任感が生じにくいため回答率が下がる、回答状況の把握や回答促進が難しいといった面があります。
社内アンケートでオススメなのは?
従業員にとって抵抗のない社内アンケートはオープンアンケートですが、属性に即した課題発見のためにはクローズドアンケートが好ましいと言えます。
しかしながら、ハラスメント等個人の特定により悪影響が出る一部の場合は除きます。
また、アンケートは紙ではなく、WEBアンケートのほうが効率的な運用が可能です。
クローズドアンケートのデメリットを取り除くには
・個人特定による影響の恐れを取り除く
→方法例:評価等に影響しないということや、回答を閲覧できる人材範囲を事前アナウンスしましょう。
・本音で回答できる環境づくり
→方法例:得られた回答は改善へ生かしていく、回答集計は公開できる範囲で開示するということを事前アナウンスしましょう。
WEBアンケートがオススメ
紙アンケートは用紙作成・印刷、配布・回収と集計前の作業も煩雑になりますし、集計はすべて手作業で行わなければなりません。
回答人数が多くなるほど多くの時間と手間がかかります。
また、手作業での集計はミスも発生しやすくなります。
WEBアンケートを利用すると、集計前の手間が省かれ、集計結果は効率的にデータ化することが可能になります。
ネット環境が整っているのであれば社内アンケートはWEBで実施することをオススメします。
やりっぱなしではなく、継続が大事
社内アンケートは、「実施→開示→改善→実施」を繰り返し継続していくことが重要です。
継続することで、根拠のある、納得性の高い改善施策を講じることができます。
また、継続することは、「声を上げれば改善を模索してくれる会社」という認識に繋がり、社員のエンゲージメントを高めることになります。
きちんと本音の回答が回収でき、課題の本質を見つける良いサイクルをつくることが社内アンケートの実施では重要です。
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おわりに
職場の問題を把握するためには、社内アンケートの実施は重要です。
漠然とした項目でアンケートを実施するのではなく、自社で把握したい課題や改善点を項目に反映し、従業員が回答しやすい環境を用意して実施に臨みましょう。
そして、より多くの本音を集め、職場改善につなげていきましょう。
また、WEBアンケートで実施する場合には、設問がカスタマイズできるか、課題がはっきりわかる結果レポートが出るかといったことにも着目し、自社に最適なものを選ぶにしましょう。
(2019.04.23追記)
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