お知らせ
2024年 年頭のご挨拶
2024年を迎えるにあたりまして、謹んで新年のご挨拶を申し上げるとともに、このたびの令和6年能登半島地震により被災された皆さま、ご家族の皆さまに心よりお見舞い申し上げます。被災地の今後の生活の安全と、一日も早い復興をお祈りいたします。
2023年は、コロナ禍の行動制限が解除され、人々の物理的な行動範囲が以前のように広がり、社会全体に活気が戻ってきました。また、Chat GPTをきっかけとして飛躍的な進化を遂げている生成AIがあらゆる産業に影響を与え、働き方や暮らしの変化のスピードは上がり続けています。一方で、国際情勢の急激な変化による不安や緊張は高まり、未来の不確実性が一層強まった年でもありました。これまでの世界の仕組みや前提が崩れる中、組織も人も、常に環境に適応し続けるために、永続的に変化することが欠かせない時代だと感じています。
企業の働き方に目を向けると、日本はグローバルに遅れを取りながらも「人的資本元年」を迎えました。各企業が従業員を資産と捉え、人材育成や組織開発への投資の強化、そしてその成果の開示が始まりましたが、人的資本投資の本質的な目的に資する取り組みができているかというと、まだ道半ばではないでしょうか。超高齢化社会が進む中で、人は希少で流動性のある経営資産です。その資産からどうやって価値を引き出すのか、良い環境を組織内でどう形作っていくのか、そのためのエンゲージメント向上は企業の命題だと言えます。
テクノロジーの進化による変化のスピードが早いなかで、組織内でもお互いの働きぶりは見えづらくなり、チームの共通認識の形成などに大きな課題が横たわっています。今まさに、人と人が信頼をしあうための仕掛けづくり、つまり本音を言い合え、理解しあい認め合うコミュニケーションが必要とされています。
私たちシーベースは、「フィードバック」による自分を客観的に見つめ直す機会、そして「対話」による認識の違いの受け入れ、相互理解や信頼の醸成を、360度フィードバックサービス「CBASE 360」を通じて多くの企業、自治体、学校などの組織の皆さまに提供してまいりました。ツールとコンサルティングの両軸で、組織文化づくり、人材育成、そして働きやすい職場づくりに向けたサービス開発、サポートを推進し、成長する組織を目指す多くのお客様に継続的なご利用をいただいています。
2024年は、「フィードバック」と「対話」の重要性がさらに増し、多様性のかけ合わせから生み出されるコラボレーション、イノベーションが生み出される一年になると思います。私たちは、そのようなポジティブなきっかけづくりに邁進し、ビジョンとして掲げる「個性を活かし、成長を支え合う、優しさにあふれた社会を作る」を一歩ずつ実現していきたいと考えています。
本年もシーベースは、ミッション「フィードバックと対話で、すべての人と組織、社会をアップデートする。」の実現を目指して、社員一同精励してまいります。
