お知らせ
「データでわかる! 360度フィードバック導入状況」2024年調査結果発表のお知らせ
株式会社シーベース(本社:東京都新宿区/代表取締役社長 CEO:深井 幹雄)は、360度評価や多面評価、マネジメントレビューなどと呼ばれる”360度フィードバック”の企業での活用状況の実態を把握するための調査を3年連続で実施し、「データでわかる! 360度フィードバック導入状況」として結果をまとめましたので、お知らせいたします。
プレスリリースはこちら:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000048.000035636.html
先行き不透明な時代における企業経営や事業拡大には、従業員と組織の成長が不可欠です。組織の継続的な成長のための施策として、企業規模に依らず導入が当たり前になってきた360度フィードバックの人事部門が感じている活用実態と、施策を受ける従業員の視点での効果を分析しています。本年は従業員の回答結果より、「アクションプラン策定+継続を支援できるかが、フィードバック内容の前向きな受け止めや継続意向に大きな差を及ぼす」ことが明らかになりました。また、360度フィードバック施策について良いと感じる点の回答では「縦のコミュニケーション良化」「モチベーション向上」「メンタルヘルス不調へのプラス効果」などが昨対比で大きく増加しました。
本調査レポートで提示する、360度フィードバックの導入状況の分析、その効果の測定、そして組織における活用に関する課題の分析が、多くのチームに役立てていただけることを願っております。
レポートダウンロードはこちら:https://www.cbase.co.jp/download/7597/
※調査結果を引用いただく際には出所として「株式会社シーベース」と明記をお願いいたします
■分析コメント
「企業・組織が変わり続けるためには、”個人の変容”と”関係性の変容”を活発にするフィードバック文化が不可欠」(シーベース代表取締役社長 深井幹雄)
今年の調査では、360度フィードバックの実施後に意義を感じたフォロー施策として、「アクションプランの策定」や「そのプランを継続するためのフォローやサポート」が高く評価されました。これは、フィードバックを受けて終わりではなく、その結果を日々の行動や思考に反映させるための具体的な行動計画の支援が重要であることを示しており、このフォローの有無が360度フィードバックの継続実施意向や自身の強み・改善点の認識に強い影響を与えることがわかりました。
しかしながら運用方法の実施状況を見てみると、個別結果のレポートフィードバックでさえ3割以下と低い水準となっており、「アクションプランの策定」や「そのプランを継続するためのフォローやサポート」まで対応できている企業は少数です。ここに、効果的な運用における改善の余地が大いにあると言えそうです。周囲からのフィードバックを、耳が痛いものでも前向きに受け止め成長に繋げるため、また組織でフィードバックを行う文化を単発で終わらせないため、従業員が「継続して周囲からフィードバックしてほしい」と思えるような効果的な運用方法を積極的に取り入れていく必要があります。
また、昨年からの変化としては、360度フィードバックをやって良かった点として「上司と部下間のコミュニケーションの改善」「モチベーションの向上」「メンタルヘルスへの良い影響」といった回答の割合が大幅に増加していることが目立ちました。360度フィードバックは“個人の変容”と“関係性の変容”を促す有効な手段として、組織全体の変革にも寄与し始めていると言えるでしょう。
毎年、導入する企業が増えている360度フィードバック。フィードバック文化を定着させ、さらに多くの組織が成長を続けるための取り組みの推進に、本調査結果をぜひ活用いただきたいです。
■調査概要
・調査手法:インターネットリサーチ
・都道府県:全国
・実施期間:2024年6月28日~7月1日
◆スクリーニング調査対象者
・全国、男女20歳以上
・企業の社員・経営者(人事調査のみ請負社員も対象)
◆調査対象者・サンプル数
①社員調査1,000:360度評価(多面評価)を会社が導入、回答者or対象者
②人事調査300:経営/人事業務関与 & 組織開発/人材開発/人事評価業務関与 & サービス導入等に関与
■お問い合わせ先
サービスの導入・お問合せに関しては、下記フォーム、もしくはメールにてお問い合わせください。
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