お知らせ
2025年 年頭のご挨拶
2025年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
現代社会を取り巻く環境は、これまでの常識や価値観では捉えきれない不確実性に満ちています。生成AIをはじめとするテクノロジーの急速な進化により、日常生活やビジネスのあり方が大きく変わりつつあり、事業の根幹にまで影響を及ぼす兆しが見え始めました。また、国際情勢の変化を背景に、従来当然とされてきた価値観や仕組みを見直す動きも加速しています。これまで当然のように享受していたものが失われたとき、私たちはどのように対応すべきなのでしょうか。このような課題に気づき、行動を起こす重要性が改めて浮き彫りになった一年でした。
日本社会では少子高齢化がさらに進行し、いよいよ超高齢化社会を迎える本年は、働く人一人ひとりに真摯に向き合うこと、ビジネスパーソンから選ばれる会社になること、そして社員を惹きつけ続けられる会社になることが、企業の存続と成長の鍵となっています。その中で、マネジメントのあり方や、他者とのつながりの重要性が改めて注目されました。個人の選択を尊重し配慮した柔軟な働き方、個人の可能性の探求の支援、さらに一人ひとりが力を発揮しあえる組織風土づくりなど、新しい価値観に基づく社会の姿が少しずつ形を成してきています。
私たちシーベースにとって2024年は、サービスの進化と実践事例の創出に注力した一年でした。360度フィードバックを支援する「CBASE 360°」では、フィードバックを単なるレポートで終わらせるのではなく、個人の気づきを深め、アクションにつなげやすくするための新しいサマリーの導入や、感謝コメントを活用したリレーション構築、さらに組織全体の分析へとつなげる新機能を次々とリリースしました。こうした取り組みを通じて、他者からフィードバックを受け取る貴重な機会を組織全体に活かし、関係性の改善や組織変革を実現する事例を多く生み出すことができました。
また、「CBASE 360°」の本格活用が進み、個人の成長から組織変容に至るまでの一気通貫の変革支援をさせていただくケースも増えてきました。お客様と共に実践事例を作り、それを広く届けることで、多くの組織に変革のヒントを提供していきたいと考えています。
社内では、社員一人ひとりが個別のキャリア形成を実現する「CCC(CBASE Career Choice)制度」の定着や、フルリモート環境であっても、社員同士が一体感を持てる取り組みが根付いてきました。社員同士で雑談をしたりちょっとした相談ができる、バーチャルオフィスを活用した「つながりオンライン」の活用は、今は当たり前になっています。これからも、社員一人ひとりが自律的に働きながらも組織としての一体感を感じられる環境を築き、自分たち自らを組織変革のショーケースとして様々な施策にトライし続けていきます。
2025年は、これまでに培った基盤をさらに深化させ、「フィードバック」と「対話」の力を最大化し、お客様と共に新たな価値を生み出していく一年にしたいと強く思います。シーベースは、「フィードバックと対話で、すべての人と組織、社会をアップデートする。」というミッションのもと、引き続き全力で邁進してまいります。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
■「CBASE Magazine」を創刊しました
重要度が増す「フィードバック」と「対話」を、個人と企業、組織にどのように活かしていくのか、さまざまなナレッジとケーススタディを通じた「気づき」を提供するE-Book「CBASE Magazine」を創刊しました。創刊号では、株式会社SUBARU、SOMPOホールディングス株式会社、古河電気工業株式会社をゲストにお迎えしたセミナーレポートや、今の私をつくった「あの言葉」特集、解説コラム「360度フィードバックは、人と組織にどのような影響を与えるのか」などを掲載しています。
CBASE Magazineはこちら:https://www.cbase.co.jp/company/magazine/vol1/